きれいに整備されているフェアウェイ
ほどよい長さのラフ
きれいに管理されているティーイングエリア
そして、ストレスなく打てるパッティンググリーン
気持ちいいですよね!
そうです。
そういうきれいなゴルフ場を目指して、影で活動している方々こそ、影の軍団
コース管理の方々
です。
お客様の邪魔にならないよう、コソコソと仕事をするのが仕事です。
コース管理には、
作業をする人
事務処理をする人
機械整備をする人
そして、コース管理の方々をささえる様々な業者さん
が関わっています。
そして、その方々をまとめて、ゴルフ場のコース管理の方針を決めるのが
グリーンキーパー
通称:キーパー
が居ます。
キーパーはそのゴルフ場に土壌や気候、そして何よりも会社の予算に則した方針を決めます。
それから、細かく作業工程を決めます…が!
天候により予定を微調整したり、納入される農薬や肥料などのタイミングに合わせたりします。
そして、そのキーパーがどこに一番気をつけているかというと、みなさんも簡単に想像つくと思います。
グリーン!!
焼けないことを祈ります。
昨今の最高気温の上昇により、グリーンが焼ける現象はほぼ日本全国で見られるようになってしまいました。
グリーンは程度にもよりますが、ひどいと焼けた分の体力を芝が戻すのに3年くらいかかったりします。
焼けてすぐに対処すれば、すぐに治る、というものではありません。
ノリが入ってしまったり、芝が弱ることで雑草が侵入してきたり、地面の中に余計に枯れた葉っぱが残っていたり…
本当に大ダメージです。
そして、それは数年残ります。
いや、土中ではずっと残ってしまいます。
それでも、キーパーは
きれいなグリーンを
お客様に提供したい
という想いで、色々と考えて他の方々の協力をもらいながらコースを管理しています。
僕の知っているキーパーは、常日頃は大人しくて、声も小さくて、すごい真面目な方なんですが、先日一緒に飲みに行く機会があって、色々と話ししましたが、仕事の話になると
熱く語る、語る。
びっくりしました。
そういう熱い想いを持って、キーパーを始めとしたコース管理の方々がいらっしゃいます。
そして、グリーンの次に大切にしている場所があります。
さて、どこでしょう?
1,ティーイングエリア
2,ラフ
3,フェアウェイ
4,バンカー
5,レッドペナルティーエリア
考えました?
正解は…
ティーイングエリア
当然。
です。
ここで言うティーイングエリアとは、芝が短く刈ってある場所だけでなく、その周りの一段高くなっている、その段周辺も含みます。
大切なことなので、もう一度言います。
短く刈ってある場所だけではなく、
その周りの1段高くなっている
その段周辺も含みます。
そこの部分を含めて、ティーイングエリアです。
キーパーが2番目に大切にしているティーイングエリアが上記のエリアです。
ここまでご理解頂いた上で、怒りをぶちまけますw
誰だ!
雨の次の日に
ティーイングエリアの
段差にカートで乗り上げて
さらにスリップして
芝を豪快にめくって
そのままにしたヤツは
まじで怒りしかありません。
僕がゴルフ業界に入ったときには、ティーイングエリアにカートで少し入っただけでも、コース管理のおじちゃんから
「こら、てめぇ、何してんだ」
と、殺気を感じるような形相で怒られていました。
そこで、初めてティーイングエリアを大切にしているんだ、ということを理解したものです。
自分が大切に大切に管理している場所を、カートで入ってタイヤの跡をつけて、さらにスリップして芝がめくれていたらどう思います??
怒りしかないでしょう
お客様に気持ちよくゴルフをしていただくために、丁寧に整備しているのに…
そんな想いを知らない、何も考えていない一人のお客様に汚される。
まじで頭に来ます。
これもコース管理の方々の想いをお客様に伝えて来なかったことも悪いと思いますが、先日、素晴らしい人を見つけました。
インスタでコース管理の作業を発信している人がいました。
nakanakama_1010
というアカウントの方です。
是非よかったらフォローしてください。
(ちなみに、独断でここに掲載していますので、このブログのことはご内密に)
本当に本当に素晴らしいことと思います。
みなさんもほんの少しでいいので、そういう方々が影にいて頑張っていることもご理解ください。