僕は早いグリーンは大好きですが、重いグリーンは大嫌いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は色々と早いので♡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい。

ちょっと路線が変わりそうなので、ここらへんで止めます(笑)

 

 

 

今日は重いグリーンについて。

 

僕は常々、ゴルフ場の方々はお客様に満足していただけることを目標に働いている、とブログには書いています。

これは本当に、本当に事実です。

実際、ゴルフ場のほとんどが「お客様満足度向上」を目標にしています。

そして、リピーターになっていただきたい、という気持ちがあります。

それと同時にコースを愛していただきたい、という気持ちもあります。

 

でも、重いグリーンありますよね…(汗)

 

 

 

重いグリーンはお客様に不評です。

グリーンの重さを気にしないお客様(僕の母親とか)もいらっしゃいますが(汗)

重過ぎるくらい重いグリーンもたまにはあります。

先日、僕がラウンドしたゴルフ場がそうでした。

 

練習グリーンからすでに重い…

(マニアックな話ですが、数種類の芝種が混ざったようなグリーンでした)

この春先でベントグリーンで、この重さ…

(すでにこの時点で考察はできていましたが、当たっていました。後ほど説明します)

 

うーん…

 

 

 

と思いながらラウンド。

もちろんなかなか届きません。

 

 

 

先にご説明差し上げますが、ベントグリーンは管理の仕方次第で芝目をなくすことができる芝種というのが一般的です。

でも、ところどころどうしても芝目ができてしまうのはしょうがないけど、傾斜のみが影響する、というのが一般的です。

でも、芝が長いと芝目ができてしまいます。

そりゃー、そうですよね。

芝の葉が長いので、どちらかに傾いてしまうのはしょうがないことですから。

だからこそそうならないように、なるべく短く切るのが一般的です。

 

そして、春先は比較的重くなりやすいのが通常です。

新芽が出てくるので。

 

でも、僕が行ったゴルフ場では、新芽はまだ出ていないのに芝が長くて重かったです。

そこそこいいゴルフ場ですが、まだ3月の段階でこの状態とは…

おそらく◯◯◯なんだろうな…と思っていました。

 

 

3ホール目のグリーン。

 

 

「やはり」

 

 

というものがありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

焼けた跡です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グリーンが夏に焼けて、枯れてしまい、その後にノリが張ってしまった跡です。

 

当初の予想通り、夏に焼けて芝の体力がかなり落ちていたのが重いグリーンになってしまっている結果でした。

さらに芝の体力がないのでしょうが…ウイルス性の病気もところどころ見られました。

 

 

 

 

 

 

 

夏に焼けてしまうゴルフ場の場合、冬から春先の間

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わざと芝を伸ばして

体力をつけさせる

夏に向けて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ということをします。

 

芝はヨーロッパ生まれなので、日本の高温多湿に非常に弱いという特性があります。

そのため、夏に枯れてしまいます。

そして、夏に枯れないようにするために、この一番成長する春先~春にかけてわざと芝を伸ばします。

お客様のためには短く芝を切って高速グリーンを提供したいのですが…夏のことを考えるとできない、という状態です。

 

スティンプメーターで測って、9フィートくらいを出すグリーンを作れなくもないけど、そうすると芝に体力がなくなって夏を越せなくなる…また今年も焼けてしまう…という状態です。

 

夏に枯れてしまうと、ゴルフ場としての評判はガタ落ちしてしまいます。

そうならないために、この時期、わざと芝を伸ばして体力をつけさせます。

 

 

 

だから重いグリーンになってしまいます。

下りは下りで芝目と重なると早い(汗)

 

 

本当ならビシッときれいなグリーンを作って、お客様に満足していただきたいけど…夏を考えるとそれができない…

重いグリーンですみません(汗)

と思いながらグリーンを管理しているキーパーも結構いらっしゃいます。

 

 

芝も生き物なので、元気だと病気にもかかりません。

でも、弱っている上に過酷な状況となると、病気になったり死んでしまったりします。

そうならないように管理するのがグリーンキーパーです(お疲れ様です!)

 

それでも天候によって、管理が本当に難しい場合もあります。

僕の経験上、一箇所のゴルフ場のグリーンだけ焼けている、というケースが少なく、1箇所焼けていたら近くの他のゴルフ場も焼けている、というケースが多いと思います。

 

それほどまでにグリーンの管理は難しいです。

 

僕はそのゴルフ場でプレーしながら「グリーンが重いなぁ」と思いながらも、「焼けないためにはしょうがないか」、と思いながらプレーしていました。

同級生とのラウンドだったので、楽しかったですけどね(笑)

 

みなさんも重いグリーンになったときは、そのあたりの事情を汲み取っていただけるとありがたいです。

 

わざと重いグリーンにしているゴルフ場もありますが…その話はまた後日。