2011年6月初旬に本国で「Dominion Cornucopia」 が
発売になりました。先日、「Rio Grande」の公式サイトでも
ルールのPDFが公開されましたので、
今回の拡張に関しての情報を記事にしてみました。
なお、日本語版となる「ドミニオン:収穫祭」は、
「Role & Role」という雑誌では「6月下旬」と発表されていますが、
日本語版発売元の「ホビージャパン」のブログ記事では
「8月予定」となっていました。この夏は何処も大変かと思いますが、
いちファンとしては早めの発売を期待したい所です。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
さて、「多様性」をテーマにした今回の拡張ですが、
手札やデッキの「多様性」を参照して、効果や勝利点を
増幅させるカードが登場しました。
違った名前のカード種類数を参照する特殊勝利点
「Fairgrounds(品評会)」だけでなく、
山札のトップ4枚を公開し、違った名前のカード種類数で
「+金」の量を決定する「Harvest(収穫)」や、
手札と違うカードが公開されるまで山札を公開し、
そのカードを手札に入れる「Hunting Party(狩猟団)」など
癖のあるアクションカードも多く登場しています。
************************************************************
一方で、その「多様性」を増すために、
「基本カード」と「王国カード」以外のカードを獲得可能にさせる
カードも2枚追加されました。
1枚は、「Bane(災い)」カードとして「2コインか3コインの既存
カード」をサプライ(場)に追加させる「Young Witch(魔女娘)」。
この「Bane(災い)」カードは、通常通りのカード効果に加え、
手札から公開されることで「Young Witch(魔女娘)」の効果を防ぐ
(「呪いカード」の獲得を妨げる)効果を持ちます。
通常の王国カード同様、購入したり獲得したりすることが可能で
3種の売り切れという終了条件にも含まれることになっています。
もう1枚は、新作拡張発表時の説明記事でも触れられていた
「(1枚ずつしか存在しない)ユニークカード」の獲得を可能にする
「Tournament(馬上槍試合)」です。
「ユニークカード」は、「Prize(褒章)」カードと呼ばれ、どれも
非常に強力な効果を持ったカードですが、サプライ(場)には
存在しません。そのため、通常の「購入」や「獲得」によって
この「Prize(褒章)」カードを得ることは出来ず、このカード群の
売り切れは終了条件に含まれることはありません。
(※ 「Prize(褒章)」カードの価値は、全て 0コイン。「廃棄」は
可能なため、「詐欺師(陰謀)」などの対象にもなりますが、
「大使(海辺)」の効果でサプライに戻すことは出来ません)
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
カードごとの詳しい考察は、日本語版で遊んでからにしたいと
思いますが、今回の拡張カードが多く追加されたゲームでは、
通常のデッキ構築なら複数枚獲得しても困ることの少なかった
(+1カード、+1アクション)を持つカードの扱いや、
少ない枚数で鍵となる効果を生み出すカードの有効性が
変わってくることになりそうです。
こういった「カードの追加」で「既存のカードに新しい光が当たってくる」
という点も、自分にとっては「拡張の楽しみの一つ」だったりします。
さて、今後のドミニオンに関してですが、
今年中に、「プロモ1種」と「拡張1種」の発売を予定している
という噂があります。そして、この「プロモ1種」というのは、
同じ「Rio Grande」から発売されている「カルカソンヌ」という
ボードゲームの10周年を記念したものなのだとか…
そちらの情報も期待して待ちたいと思います。