ヨーロッパの冬は総じて薄暗い。もちろんここイギリスも例に漏れず、だ。

 

日曜日の朝、窓の外にはやっぱり暗い雲が立ち込めていてくもり、雨が降った痕がある雨

 

北海道や長野のように雪やマイナス二桁の寒さに悩まされたり、日本各地で起こるゲリラ豪雨に悩まされることもないけど、こっちは冬の曇り空が大敵。

 

たかが曇り空、されど曇り空。この曇り空のせいで気分が落ち込む・・・。

 

私がこの難敵の正体を実感したのは去年の冬だった。

 

繊細な夫は、毎年このWinter Blueの影響を受けていて、冬になるといつも以上に気持ちが落ち込むみたいで、いろんな事へのやる気を無くし酒の量が増えていた。一方、雑草育ちでがさつな私はそんな夫の事を、「なんやメンタルの弱い男やのぉびっくり」ってバッサリ斬っていた。

 

それが・・・。去年の冬、状況が一転したのだてへぺろ

 

15:30頃から日が落ち始め16:00には真っ暗。そして、毎日続く曇り空から冷たい雨がしとしと降り体の芯から寒くなる。「あぁ、快晴っていつ見たっけ?」と目を遠くするも、もはやいつ太陽を見たかなんて思い出せない・・・。仕事のストレスも重なったのかも知れないけど、12月、1月はもう何もやる気が起きずに元気が出ない。惰性で仕事に行って家に帰っての繰り返しでそれ以外には何もしたくない・・・。

 

そんな冬がようやく終わって、太陽を見る機会が増えるにつれ気分が上向いてきた。そうすると、「もしかしてこれが原因だった?」って思えてきたのだ。そう、Welcome to the world of Winter Blueダウン なのだ。

 

通称、「Winter Blue」と言うこの症状、正式には「Seasonal Affective Disorder (SAD)」と言うらしい。

 

人は太陽の光を一定以上浴びないと精神的な影響を受けるって、公的機関(NHS)が言っている。迷信や思い込みではないのだ!

 

それじゃぁ、この症状を防いだり軽減するにはどうすればいいのか。

 

人工太陽ライトを浴びたり、ビタミンDを摂取する方法がある。

 

私と夫は、ビタミンDの摂取を実行している。ヨーロッパ在住の知り合いの日本人医師が勧めてくれたから。よくよく色んな人に聞いてみたら結構飲んでる人がいてびっくりした。

 

特に有色人種(黒人や黄色人種の人達)は白人の人たちに比べてより多くのビタミンDが必要なんだそう。

 

さて、今年はビタミンDの実力拝見です。