退院した夫の様子を見に、義母が車で5時間かけて我が家へやってきた。

 

その日の夜、夫がAAミーティングへ行っている間に義母と今後のこと含め話し合った。

 

やっぱりやっぱり・・・、義母は完全に夫の味方。せめて「中立を保とうと言う姿勢を見せてくれ~」っていう淡い期待は儚く消え、どうやら私が良くないみたい。。

 

私はもうここまでの時点で精神的にかなり追い込まれていたし、その上義母からの攻撃的な物言いがダメ押しになって、つい「もう限界だから離婚も考えている」と口にしてしまった。

 

その一言を聞いた義母が更にパワーアップして、そこから怒涛の集中砲火が始まった滝汗

 

義母は私に、「もし離婚するんだったらこの家から出ていかないといけないわよ!」ですと。フルタイムで働いていたので多くはないが収入があった私は怯むことなく、「もちろん、それできっぱり別れるつもり」と間髪入れずに即答。

 

そうしたら次に義母は「私には我慢が足りない、夫の不甲斐ない状態はすべてお酒のせいだからもっと(私が)努力しないと」とか仰せ。その上、逆上した彼女は最後のトドメにこんな事を言い放った。

 

一生忘れることのないこの言葉。

 

もし今別れたら、ビザだけ取って夫を捨てたと思われるわよっ!!

 

それって私が、「ビザのための偽造結婚」をしたってこと?!私の人生の中で最もインパクトある侮辱だった。

 

「あ~、今ようやく分かった。今まであなたは私の事をそういうふうに見てたんや。でも、はっきり言ってくれてありがとう」とすごく冷静に切り返すと、流石にヤバイと思ったのか、「いや、私が思ってるんじゃなくて、私の友達がそう思うってこと」だと取り繕う。

 

義母の友達?!はい?何で急に友達が出てくるの?それに、別に義母の友達にどう思われようと関係ないし。意味不明の言い訳・・・。

 

一応私も人の子、よくもまぁ人様のお嬢さんにそんな酷いことを言うわ。自分の子供可愛さによそさまの子を完全に悪者にして精神的に追い込んで・・・、今考えてもひどい話。

 

「あんたがそこまで言うなら私も言わせてもらうでー」って思ったけど不毛な言い争いは疲れるだけなのでもうスルーした。でも心の中では、「おたくの息子が仕事をより好んで定職につかず、挙句問題飲酒して入院して、その間私が働いて生活費出してるんやー、おたくの息子の分までね」って叫んでた。

 

自分で選んだ海外生活だったけど、このときばかりは家族・親しい友人から遠く離れていることの大きさを実感したことはなかった。

 

こういう状況になっても、「実家に帰らせていただきます!」カードが切れない立場の弱さ。外国での離婚手続きの煩雑さなど考え、つくづく思った。ここ一番で本当に頼れるのは「自分とお金」だと。まさにそう思う。