記憶にある一番古い不思議体験は私が小学校2年生の時。
バッティングセンターなるものの初デビューの場でもあった。
近所の友達グループに連れられて金網に囲まれた怪しげな場所に連れていかれた。
「カーンッ!」 マシーンから放たれたボールが金属バットに当たる音があちこちから鳴り響く中、友達に言われるまま小銭を機械に投入して訳も分からず私はボーッと突っ立っていた。
「今すぐ、そこをどけ!!」
突然、威厳のある男性の鋭い叱責が頭の中に鳴り響いた。
言葉というよりその思考そのものが直接脳の中に飛び込んできた感じだった。
そのあまりの激しい勢い、厳しさに私はビックリして反射的に後ろに飛びのいた。
次の瞬間
「スパーンッ!」
何と知らずにベース位置に立っていた私の頭の位置に投球マシーンのボールがすっ飛んできたのだ!
一瞬の差で私は難を逃れた。
当時近視の眼鏡をかけていたこともあり当たっていればただ事では済まなかったはずだ。
「誰かに助けられた・・・」 子供心にそう感じた。
同時にこのことは人には話さない方が良いとも感じていた。
今でも鮮明に思い出すことのできる強烈な体験だった。