結局この金縛りは2~3日に一回、数年感続いた。

 

毎回、同じ女性が同じように登場して、同じように愛おしそうに触れ、同じように通

 

り過ぎて行くのはお約束。

 

ただ登場人物(?)は多少バリエーションがあった。

 

 

ある時は金縛り中に部屋中に大勢のお坊さんの読経の声が響き渡った。

 

天井付近にどこかのお堂のような空間が見え、大勢の若い僧侶たちが一斉に読経して

 

いた。

 

 

一度だけだがいきなり部屋に一匹の狐らしき生き物がまるでお稲荷さんにある狐の石

 

像のようにじっとお座りしているのを見たこともあった。

 

ただ不思議なことに尻尾がふさふさと何本も生えていた(九尾の狐と言うのを知った

 

のは高校生になってから)。

 

 

しかしながら連日このようなことが続くとさすがに疲れてきたし精神的にも不安にな

 

ってきた。 これは何とかしないとと子供ながら思い、あれこれと対策を試みた。

 

 

まずは家にあった古い聖書を近くに置いて金縛りに挑んでみた。

 

効果無し・・・。

 

各種お守りの類もダメ。

 

他のバリエーションもあまり思いつかず途方に暮れて金縛りな日々がつづいていた

 

のであるが・・・。

 

 

転機はいきなり訪れた!!

 

 

金縛りが起こり始めるサインでもある「キーンッ」という金属音が響き始めると同時

 

に私は警戒して全身を固く緊張させていることに気づいた。

 

である時この緊張をゆるめてみればどうなるのだろう? と・・・。

 

早速その全身に力を入れて抵抗するのを緩めてみた・・・・。

 

次の瞬間

 

フッと金縛りが解けた!!!

 

と同時に

 

!!!!

 

なんと体から中身(!?)自分自身が少し浮き上がったのである。

 

感触でいうと1メートルくらい。

 

 

そしてそのまま何かフワフワと漂うような、日によってはなにかそのままヘソのあた

 

りを中心に時計回りか反時計回りに結構激しく回転したりし始めた。

 

しかし金縛りのあの独特の苦しさ、恐怖は全く消失した。

 

 

それだけではなく例の女性も全く現れなくなったのである!

 

 

そしてその日を境に今度は体外離脱が2~3日おきにおこるようになった。

 

 

起こっている現象を小学生に理解できるはずもなく、これを「体外離脱もしくは幽体

 

離脱」と認識するようになったのは中学に入り雑誌の「ムー」を読むようになってか

 

らだった。

 

 

結局この「体から抜ける」現象は28歳でとあるセラピーの上級セミナーのデモンスト

 

レーションで強烈な過去生の再体験と至高体験をする日まで続くことになった。