今日はトロンボーンの松谷聡美からのコメントを掲載します。

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$セントラル愛知交響楽団「悠久の第九」合唱団のブログ

 
 ベートーヴェンの時代まで、交響曲の中でトロンボーンを使われることはありせんでした。
ですが、交響曲第五番「運命」の中で初めてトロンボーンを使いました!
トロンボーン吹きとしては、ベートーヴェンに感謝です♪
 
 その後のベートーベンの交響曲の中でトロンボーンが使われるのは、第六番「田園」と今回演奏する、第九番「合唱付き」です。 
第九の中でのトロンボーンの出番は第二楽章と第四楽章ですが、一番の活躍するのは、第四楽章ので合唱の補強です。
一番のアルトトロンボーンは合唱のアルトパート、二番のテナートロンボーンはテナーパート、三番バストロンボーンはバスパートを担当します。
トロンボーンはベートーベンが交響曲で用いる前、ミサ曲など教会音楽で合唱の補強をしてきた歴史があり、第九の第四楽章でそのような伝統的なトロンボーンの使い方をしています。

 普段は迫力満点のトロンボーンですが、第九では、また違う魅力をお楽しみいただけると思います。

松谷聡美