“ 乃蒼ヒカリ vs 愛野ユキ ”











最初の一文の通り、わたしは

825日後楽園ホールでユキさんと

シングルをします!


なんでこの2人が?って思う方も

多少は居ると思いますが、

わたしにとってはすごく大事なシングル戦です。


だって、普通に考えて

こんな大きな試合でシングルマッチを組ませてもらえる

こと自体が凄くありがたいことですよね?!(笑)






わたしは去年14日にデビュー。

ユキさんはその4ヶ月後の53日にデビュー。

ユキさんとわたしはデビューに4ヶ月の差があります。

わたしはユキさんよりも4ヶ月多く

試合を経験している。

それは自分の中で圧倒的な経験値だと思ってました。

でもユキさんはあっという間にその差を縮めて、

わたしよりもどんどん先の大きな経験を

得ていくのを見て、

正直ユキさんはもう、自分が思っている以上に

上の存在なんだと思ってしまってたのかもしれないです。


そんな中でユキさんが今回

“同期だと思っている”と、言ってくれたことで

ユキさんへのライバル心というか、

デビューしたての頃、

未詩と何度も何度も戦ってきた時のような

気持ちが湧き上がってきて、



この試合は絶対に負けられないな。と。






お互いにとって

今とても頼もしいタッグパートナーという人がいる。

わたしはなつぽいというパートナーに出会って

自分の在り方とか、戦い方とか、強さとか

誰かと何かを目指す楽しさとか。

パートナーから沢山沢山色んなものを得て、

今日まで、乃蒼ヒカリというレスラーの自信に

繋げられていました。


なつぽいと出逢ったことでいい方向に変わった事が

沢山あります。


そう考えると、

ユキさんにはのどかさんという大切な

パートナーがデビュー戦から居たのは

とっても羨ましかった。


なつぽい、そしてのどかさん。

どちらもシングルプレイヤーとしての

実力も経験もある。

タイトル挑戦だったり、トーナメントだったり。



このシングルわたしは、パートナーからの自立。

………とまでは言わないし、言いたくない!(笑)

わたしはまだまだなつぽいとぱんでぶーとして

強くなりたい!!!!!!!


でも

1人でも十分な力を持てるように。

パートナーの隣に立って堂々と闘えるような力を得る為にも

タッグがますます大きくなる為にも

勿論、自分自身の自信にも

この経験は凄く大きなポイントになると思います。








お互い初めての大きな舞台でのシングル。





このカードが組まれてから

ここまでの鶴見大会、板橋大会の2試合は

共に11敗。


絶対に勝つという気持ちは大前提として


正直自分でもこの試合はどうなるか分からない。



互角な結果に終わるのか、

どちらかの圧倒的な差で最後に意地の一発で終わるのか。それとも、圧倒的な結果なのか。







去年の夏の、1日限りのタッグトーナメント戦。

“デスヴィーナスマニア” として

ユキさんと一緒にタッグを組ませていただいて、

一緒に力を合わせて闘ったからこそ

負けん気の強さとか、ガムシャラさとか

そういうのをすごく近くで感じました。


でも、きっとその時より

もっともっとわたしの知らないところまで

ユキさんは強くなってる。


負けたら涙を流すほど悔しがって、

勝っても、そこで満足せず

まだ上がある。って先の未来に

目を輝かしてる。

そんなユキさんの強さはきっと未知数だから。


でもわたしも今日まで沢山悔しい想いも、

嬉しい想いもいっぱいいっぱい経験して、

“もっともっと”って貪欲にこのリングの上で

強くなってきた。



ファイトスタイルは違えど

狂ったように感情を剥き出せるところに

ちょっとだけ同じ匂いを感じる。(笑)


試合もそうだけど、

試合だけじゃ無くて

ふたりの絶対に負けないぞっていう

感情とか表情とか

全部全部感じ取って見守って欲しい。








シングル戦とは言え、だからこそ

皆んなの声援で強くなれる事も

少なくないから、

オープニングマッチから

全力で応援して欲しいです。


誰かの『ヒカリ!』って声で

わたしはひとりじゃないって思えるし、

誰かが言ってくれた『返せ!』の一言に

肩を上げれる時もある。


わたしの後ろにはみんなが居る。って








この後楽園でこのシングルが組まれた意味。

それはきっと戦った後にならないと

分からない。

だけど大きな経験になる事、

このシングルがユキさんじゃなきゃいけない事は

もう私の中できちんとした意味でいる。




その上で絶対に勝ちたい。








ここで勝って、らく、未詩、そしてなつぽいの

勝利に繋げられるといいな。