閲覧ありがとうございます。


いつもいいね!とペタを
どうもありがとうございます。





今日は映画の話題をお届けします。







「インターステラー」



原題 

Interstellar


制作年度

2014年


監督 

クリストファー・ノーラン


制作総指揮
ジェイク・マイヤーズ
ジョーダン・コールドバーグ
キップ・ソーン


出演
マシュー・マコノヒー
アン・ハサウェイ
ジェシカ・チャステイン
エレン・バースティン
マイケル・ケイン


https://www.amazon.co.jp/

gp/video/detail/B00W2YJAXK



この映画にハマってしまいました。



今回は、ちょっとだけネタバレな文章になっております。そして長いです。未鑑賞の方は、鑑賞後に当ブログをお読みになると良いかも知れませんね。




あらすじ



近未来、全世界は異常気象による食料危機に

見舞われ、人類は滅亡の危機に瀕していた。


元宇宙飛行士のクーパーは、

現在はトウモロコシ農場を営んでいる。


折しもクーパーの娘・マーフィーの部屋の本棚から度々本が落ち、マーフィーはそれを幽霊の仕業だと言うのだが、クーパーはそれは重力波のバイナリーによるメッセージだと気付いて、マーフィーはそのメッセージが“STAY”だと解読した。


重力波の発信元を探す最中に、既に無くなった

はずのNASAが隠密理にやっている秘密施設で、

クーパーはエンジニアとしての腕を見込まれ、

ラザロ計画(キリストによって墓の中から

蘇生した聖人の名に因んだ、

キリスト教徒にとっては非常におめでたい名前)

参加するよう説得され、その気になる。


クーパーは泣いて反対する娘のマーフィーに、

「必ず戻る」と伝え、3人の博士と共に宇宙船エンデュラスで宇宙へと旅たち、2年かけて土星の近くまで到達し、ワームホール通過の後、ラザロ計画の先駆者・ミラー飛行士が降り立った“水の惑星”に

到着した…。





この作品の制作総指揮者の1人はキップ・ソーンと言う、重力波の観測に成功してノーベル賞を受賞した物理学者だが、

相対性理論とか重力やブラックホールの事が克明に、しかも分かりやすく説明がなされており、かなり勉強になった。


ともかく、

インターステラーのブラックホールは見たら最後、夢でうなされる確率が高そうな凄いシロモノだ…



そう言えばつい先日、NASAが撮影した「ブラックホールが星を飲み込む瞬間」の動画を視聴したばかりであった事を今頃おもいだした。









話は戻るが、ともかく
あの黒くてツルっとしたような巨大さには、
ゾッとするほど引かれるモノがあり、

土星型に輝く特異点事象の地平面から

向学心とロマンを

掻き立てられた事は確かである。


ともかく、

最後まで一気見してしまったのである。



宇宙船が最初に降り立った「ミラーの星」は、

超大質量ブラックホール・ガルガンチュアの

周囲を公転しているため、その強い重力の影響を

受け、「ミラーの星」の1時間は、

地球の7年に相当すると言う。


重力の重い所では、時間がゆっくり過ぎる。

しかも時空を過去へ遡れるのは重力だけとか。


全編にわたってこんな会話ばかりでしかも、

大変にわかりやすく、あくまでも娯楽の感覚で

高度な学問の事が覚えられる映画だと思われます。



ところで全然、
話は変わってしまうがーー


映画中のブランド教授は、

相対性理論と量子力学の統合ができないまま

老衰してしまった事になってるのだが、


しかしこの映画自体が、その両者を

統合させているのだと私は思っている。


ラスト近くになり、

ガルガンチュアの深みにクーパーが落下した時、

彼は5次元の存在である“彼ら”が作り出した

4次元超立方体に紛れ込んでしまう。


そこは

幾層にも重なりあった八胞体の空間であり、


その立方体のすべては

マーフィーの過去・現在・未来の部屋と

繋がっており、



クーパーは重力波を使って本棚の本を落とすことで、幼いマーフィーと交信を試みてみたのだが、

結果としてそれを受け取ったのは、

現在のマーフィーであり、

その事が切欠となってマーフィーが

人類を救う事となった…



仮に、クーパー親子を

粒子のペア(人間の細胞は、素粒子の塊である)」と見なした場合、

クーパーとマーフィーの“意識”同士が

量子もつれ」を

起こしていると解釈できはしないか…?



このシーンから察せられるのは、

親子ペア粒子間に存在する

”と言うパワーの遠隔作用が

もつれを生じさせた。


そしてその結果として、

ハッピーエンドを招いていると言う事自体が、

相対性理論と量子力学のドッキングそのもの

ではないかと言う事。



私は

そんな風にこの映画を解釈している。



それにしてもこの映画を機に、

物理にハマっちゃった、なんて人も

少なからず出てくるかもしれませんね。




追記!


この映画によると、

どうやら21世紀半ばちょっと前頃には、

あのにっくきMRIは無くなっているらしい。


とは言え、そのにっくき機材により、

多くの人々が、そして私もまた、

命と健康を救われたのであるが…


なのに、無くなったと聞いて、一瞬、

「ざまぁ。。W」などと思ってしまう筆者…

いと、愚かなり…





  


エッセイ・随筆ランキング