■アンパンマンの遺書 (岩波現代文庫) | やなせ たかし

 

やなせたかしさんの自伝。

幼少期の頃から住む場所や家族の状況など波乱万丈で、高知から東京へ行って学校を出て就職したら今度は戦争のために徴兵されて中国へ行き、終戦で日本に帰ってきて高知に戻ったものの、また東京へ行って、一足先に東京に行っていた「カミさん」とご結婚されたところまで読み進めました。

 

高知のご出身ということは知っていたのですが、ずっと高知にいたのでもなく、高知の中でも様々なことがあって、僕の生まれ育った穏やかな時代の感覚ではちょっと想像ができないくらい、激動の人生を歩まれてきたんだなと感慨深く思いました。

 

アンパンマンはまだ影も形もありませんが、この先どのようにして登場することになるのか、続きを読むのが楽しみです。