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Nippon Tornadoes 参戦選手インタビュー -3- 久山智志

【Nippon Tornadoes 参戦選手インタビュー -3- 久山智志 】

米独立リーグIBLにNippon Tornadoesの一員として挑戦した選手イン
タビュー。第3弾は、bjリーグチャンピオンの横浜ビーコルセアーズ
から久山智志(ヒサヤマ サトシ)選手です。

bjリーグでは、堅実なプレイが特徴のロールプレイヤーとしてコンス
タントに試合に出場して、横浜ビーコルセアーズのbjリーグ初優勝に
貢献。

Nippon Tornadoesでは、スタメンPGとして40分以上の出場時間を獲得する
中、積極的にバスケットにアタックして得点能力の向上に取り組んだ。

新しい可能性を拡げようと奮闘。2013-14年シーズンでは、さらなるステップ
アップを期待される注目選手である。

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IBLでのGAMEを振り返って

◇今期のIBLでは、日程の関係で5試合の出場に留まりましたが、41分出
場(48分ゲーム)11・6得点、4.2アシストという数字が残りました。この
数字について、自己分析や自己評価をするとどのような感想になりますで
しょうか。


このスタッツについてはあまり満足いくものではありませんでした。
特に出場時間に対して、得点が11.6しかないのは全然ダメだったなと感
じてます。

◇bjリーグでは、平均11.38分出場、1・9得点、アシスト0・5というスタッツです。
出場時間については蒲谷選手、山田選手、木村選手の次に多い出場時間を獲得して
います。半面、シュート試投数については、2Pシュートで0・7本/試合、3Pシュート
で1・6本/試合、合計で2.4本/試合でした。

今回のNippon Tornadoesでは、毎試合で10本以上のシュートを放ち、得点する
事も求められました。その違いについては、どのように対応されましたでしょうか?

自分自身このオフシーズンでもっと得点能力を伸ばしたいというところがありました。
ロールプレーヤーから得点に絡んでチームを勝たせられるプレーヤーになりたいと思って
いました。そういう意味で、IBLでは自分が第一オプションとしてやろうと考えていたの
で、自然とアテンプトが増えたのかもしれません。

試合を通して自分自身が出来たこと出来なかったことがわかったので、シーズンが始ま
るまでにそれを少しでも改善していこうと思っています。


◇トルネードへの参加についての質問です。bjリーグのチャンピオンである横浜の中
で、ロールプレイヤーとして着実なポジションを勝ち取られています。

試合中にゴールに積極的にアタックする事はTO(ターンオーバー)にもなるリスクも
伴います。ロールプレイヤーとして出場するには、TOをしない事も評価の対象になると
は思います。そのようなリスクも承知の上でアタッキング能力の向上を目指すのは、ど
のような理由からでしょうか??

ただ単に自分自身がロールプレーヤーだけで終わりたくないからです。得点に絡んで
チームを勝たせられるプレーヤーになりたいと思ってます。このように言ったらロール
プレーヤーはチームを勝たせられない風に聞こえるかもしれませんがそうではありません。

ロールプレーヤーの存在は自分自身が一番わかっているつもりですし、誇りも持ってい
ます。だから、ロールプレーヤー的な働きも出来るし、得点も取れる。そんなプレーヤー
を目指してます。

シアトルでの日々の生活について


◇現地でのトレーニングサイクルについて。
どのようなフィジカルトレーニング、及び、スキルトレーニングを行ったでしょうか?

フィジカルトレーニングに関して、言葉で説明するのはとても難しいですね、、、。
Timのところではアジリティトレーニングが主でした。特に体幹と尻周りの筋肉は徹底
的にトレーニングさせられましたね。スキルトレーニングは、ジェイソンコーチにミッド
レンジのフィニッシュやハンドリングを中心に習いました。


◇海外での独立リーグ挑戦や、日本での国内プロリーグでのキャリアを積みたい日本人の若手
選手に対してトルネードのプログラムは、どのような機会やチャンスを与えるものでしょうか?


スキルワークなどでやったことを、高いレベルで試せるというのがトルネードの一番良いところ
だと思います。独立リーグでしっかりとしたスタッツを残せれば、bjリーグは外国人選手が多い
リーグなので、そのスタッツは一つの指標として有利に働くと思います。

◇今シーズン、同じようなスタッツを残し、ロールプレイヤーとして鎬を削ってきた木村
実選手が岩手へ移籍しました。久山選手に求められる役割も勿論、チャンピオンチームと
して標的にされるという周囲の状況も変わります。個人として、今季の目標を何処に置いて
いますでしょうか。


個人としては、チームの勝利を第一に考えて戦います。そこで、このOFFで身に付けた技術を
使って新しい久山智志を魅せていきたいと思います。

これまでのキャリアについて

◇話の時間軸を少し戻し、これまでのキャリアについての質問です。久山選手は、大学卒業後
に関西実業団の日新シールに所属されていました。その後、リンク栃木BREXの下部組織である
TGI D-RISEを経て、横浜ビーコルセアーズに至ります。

プロキャリアを歩もうと決意した経緯について教えて下さい。


サラリーマンとし実業団のチームに所属しました。しかし、実業団の環境というのは自分が想像
していたものと違いました。

もっとバスケをやりたい!自分はバスケでどこまでいけるんだろう!?などを考えるようにな
り、もうこの日本で自分自身が満足出来る環境はプロしかないなと思いD-RISEのトライアウト
を受けたのがプロに挑戦するきっかけです。


◇バスケットを始めたきっかけ。玉名工業時代の実績など。
また、その時に抱いていたバスケットへのキャリアプランについて


バスケットを始めたキッカケは、父親の仕事で熊本で引っ越しました。
そのとき会社の社宅に住んだのですが、その時に社宅の同級生みんな小学
校のミニバスのチームに入ってたのがキッカケです。


もしそのとき、みんながサッカー部に入っているなら
サッカーしてたと思います。笑
その時はただ、バスケットボールが好きでたまらなかっただけで、将来の
ことはなにも考えていませんでした。

◇西日本の強豪大学の一つである九州東海大学時代では、何を学び、何を
身に付けたでしょうか?

また、その時、将来のキャリアにはどのようなイメージを持っていましたか?


大学時代は、監督が韓国出身の方だったので韓国式のバスケットボールを
習いました。その時に、徹底的にアウトサイドのシュートを練習させられま
した。今ではそれが僕の一番の武器になってます。

キャリアの選択では、僕の大学時代はプロ選手になるという選択をする先輩
がいなっかたこともあり、プロというものは全然具体的な選択肢ではありま
せんでした。


◇その後、実業団の日新シールに進まれますが、そこでは、イメージとの
ギャップに苦しんだという反面、その中で学んだ事について教えて下さい。

また、トルネードとの出会いや、D-RISEへの挑戦や契約の経緯について

朝6時から工場で働き始めて、夜まで仕事というサイクルでした

そんな生活でも僕の中でバスケットボールが第一優先でした。
どんなに仕事が遅くなっても、トレーニングジムに行ったり、大阪の八
尾にあるNKS-405というストリートコートで練習したりしてました。

タフな環境に置かれたことによって、自分自身がどれだけバスケが好き
なのかを再確認出来たことはサラリーマンになったからだと思ってます。

プロを目指すことになってから、色々とトライアウトの情報などを調べま
した。その一つにD-RISEのトライアウトがあり受けたのがDーRISEに入った
キッカケです。

そこから、D-RISEに入団が決まり昔から親交のあった西田さんからトルネード
活動の話しを聞いて、自分自身を高めるためにも必要だなと思いトルネード活
動に参加しました。

2013-14年シーズンの目標について


◇様々なお話、ご協力ありがとうございます。チャンピオンチームの一員と
して、監督をはじめ、新体制でいどむシーズンの意気込みを教えて下さい!


毎試合タフな試合になると思いますが、しっかりとコーチの理想とするバスケットが出
来るようにやるだけですね。そうすれば、良い結果が出ると信じてます。


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久山智志(ヒサヤマ サトシ)
1986年7月14日

熊本県荒尾市立第三中学校~玉名工業高等学校~九州東海大学
を経て、関西実業団連盟の日新シール工業でプレイ。リンク栃木
BREXの下部組織であるTGI・Dライズを経て、bjリーグ横浜ビー・コ
ルセアーズでプレイ。

2012年~13年シーズンでは平均11分の出場時間を誇り、ロール
プレイヤーとしてbjリーグの優勝に貢献した。

久山選手 公式ブログ
http://ameblo.jp/hisa0714/

Nippon Tornadoes 参加選手インタビュー -1-

【Nippon Tornadoes 参加選手インタビュー -1-】

米独立リーグIBLにNippon Tornadoesの一員として挑戦した選手インタ
ビュー。第一弾は、昨年、今年と二年連続で参戦をし、国内外でのキャリ
アアップを目指す伴晃生(バン コウセイ)選手。

昨年、今年とNippon Tornadoesの勝利の現場に居合わせた選手の一人です。帰
国後は、bjリーグの最終トライアウトや各チームトライアウトに挑戦。来
夏の再渡米を念頭に、国内外でのキャリアアップのチャンスを目指して奮闘
中です。

Nippon Tornadoesでは、IBL ALLSTARにも選出され、得点ランキング上位の
佐々木瑛 選手(NBLつくば)、アシストランキング上位の原穀人 選手(bj青森)に
次ぐ三番目のプレイングタイムを獲得した。

Nippon Tornadoesの提携先であるECBAではジェイソンコーチとのスキルワーク
アウトに取り組み、フィジカル面ではネイト・ロビンソンなどNBA選手もクライアント
に持つティムの指導を受け、一歩一歩、高みを目指して鍛錬を積み重ねている。

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◇今年度、Nippon Tornadoesの前半戦では佐々木瑛 (NBLつくば)選手、原選手
(bj青森に今期より加入)に次ぐプレイングタイムを獲得されました。

リーグのアシストランキング上位に名を連ねる原穀人 選手、同得点ランキング上位の
佐々木選手がいる中で、どのような事を考えてプレイされていましたでしょうか?

オフェンスではセカンドガードというポジでバランスをとる形でした。
チームからは相手のエース、スコアラーにマッチアップしてタイトに
ディフェンスし、失点を減らす、ターンオーバーを増やすというポイ
ントを求められました。

◇脚を凄く良く動かしてのディフェンスで身体接触もいとわないプレイが
印象に残りました。ご自身の中で、自分をどのように分析されてますか?
強み、改善点、さらに伸ばしたい部分はどの部分ですか?


ボール運びの部分からプレッシャーをかけて結構嫌がっている印象があった
のでフィジカル、手、フットワークをしっかり活かせていたと思います。
まだまだ外人のチェンジオブペースやゆさぶりについていけてない部分が
あったのでそこが改善点です。

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◇Nippon Tornadoes参戦中には、どのようなサイクルで練習と試合のサイクルが
続くのでしょうか?また、トレーニングについて印象に残るワークアウトがあれば
教えて下さい。

基本的に週末がゲーム。平日はスキルトレーニングとフィジカルトレーニング
を交互に行います。

スキルトレーニングでは落ち着いてプレーをする、ターンオーバーを減らす
という目的の練習をして、その後のゲームから見事ターンオーバーが減って
いきました。さすがジェイソンコーチです。

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◇現在、bjリーグトライアウト受験中ですが、今後、2~3年と、5年~7年の
スパンですとどのようなキャリアビジョンを考えていますでしょうか?


今後2~3年はbjリーグに入団して、日本のプロとして成長していけばと思って
います。5~7年は海外でプレーしていきたいと思っています。


◇そのようなキャリアビジョンを描くようになったのは何故ですか??


将来はNBAを目指しているので段階的に、このような考えを描いています。


◇現時点で、失礼な表現かもしれませんが、伴選手は日本国内では目立った実績のない選手です。
近年、海外での経験やキャリアを経て、逆輸入という形での国内トップリーグのキャリアを獲得
した選手も数多くおります。

伴選手自身、海外のプロキャリアを求めて挑戦する事で、どのような機会やチャンスが広がりまし
たか??

まず外国でプレーして外国人とプレーすることの慣れができたのでそこは大きいと思います。
Nippon Tornadoesに参加していろいろな縁が築けて日本でもアメリカでもバスケの環境や人との
繋がりは更には広がっていきました。

これだけ広がった環境の中で、チャンスはどこにでも落ちていると思います。
あとは自分がしっかり掴むのみだと思っています。


◇初参戦となった昨シーズンでは、プレイングタイムも獲得し、様々な経験も積まれました。初戦
ではFGが4/23と、トライすれどもトライすれでも決まらない、、という試合だったと推察します。
どのような場面でのシュートが多かったですか?



オールジャパニーズでの試合だったのでとにかくフィニッシュで終わることが大切だと思いました。
自身も1年ぶりのゲームだったので感覚を思い起こすためにも積極的にフローターやクラッチなど、
タフショットを仕掛けていった結果です。

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◇その後、着々とトレーニングと試合を重ねました。ボルケーノに移籍をした飯島選手や、bjリーグ
京都を3位に導き、IBL ALL STARSにも選出された片岡大晴選手ともコートを共にしました。

異国の地で海外の選手との対戦で学ぶこともあると思いますが、国内で豊富なキャリアを持つ選手と
同じコートで立つ事、寝食やトレーニングを共にする事でで学んだ事の中で、特に印象に残った事に
は何がありましたでしょうか?


夢をしっかり持って行動することです。コミュニケーションの大切さも学べました。



◇また、今季も渡米にするあたり、2012年の夏以降、何を最も重視してトレーニングされ
ましたでしょうか?また、その成果について、今季はどのように試合で表現できたでしょうか??

フットワークをベースに俊敏生、脚力を重視して取り組んできました。成果
としてはディフェンスで相手にプレッシャーをかけれていたと思います。


◇今季については、NBLプレイヤーである佐々木選手、豊富な経験をを持つ原選手とチームメイトに
なりました。何を感じ、何を学び、それをどのように今後のキャリアに生かす考えがありますか??

二人とも自主トレーニングの際に自分の課題点やネクストゲームに向けての意識が強く、考えて、
しっかり練習していた部分は印象的です。

流れにそって周囲に合わせる人がいると思いますが、必要性を感じて追求することはレベルアップ
のためにも大切なことだと思います。

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◇昨年、NTとしてIBLの初勝利。そして、今季の初勝利と、記念すべき二試合に伴選手は選手として
コートにいました。今後、先ほどのキャリアプランを進めていく中で、どのような関係をNippon
Tornadoesと築く事が出来たら最高のシナリオですか??


自分が将来外国でプレーするためには外国(アメリカ)でプレーキャリアをもつ
ことは絶対に必要なことです。

そういった意味ではNippon Tornadoesの環境は感謝しきれないものと思います。

選手としてIBLの中で個人やチームでしっかり結果を出すことでNTを大きくア
ピールできればと思います。

世界最強の国での試合、NBA選手と同じフィジカル、スキルトレーニングがで
きるNippon Tornadoesで経験を積む自分は日本バスケット界にどう繋げるか、を
考えるとやらなければならないことは自然と見えてきます。

NBA選手のキャリアに、過去の在籍チームとしてNippon Tornadoesがあれば最高ですよね!


◇また、現在、Tornadoes Academy 愛媛 gaNezaにて若い世代のコーチとしても
活躍されています。世界を見据えている10代前半や、その世代の育成に関わる人
に、海外独立リーグ、一流のスキルコーチ、フィジカルコーチのワークアウトを経
験した人間としてメッセージがあれば教えて下さい。


日本はあくまで日本です。海を渡ればいろんな国があり、そこにバスケットボール
があります。

日本をベースに考えるか、世界をベースに考えるかで伸びしろは変わってくると
思います。殻を破って外国を体感することで新しい世界観や向上心が生まれるは
ずです。そして、そのとき少しずつ世界レベルに近づいているはずです。

僕がアメリカはこうだった。と説明するよりも自分で経験することの方がずっと
理解しやすいし早いと思います。日本人が海外で通用するわけない、という勝手な
妄想よりも、自分の肌で海外を体験する勇気こそが間違いなく日本バスケット界を
盛り上げる一歩になります。

日本サッカーが良いお手本であり、バスケも負けてはならない訳です。一歩ずつ
可能性を信じて世界を目指す!という思考の切り替えがまずは最も大切なポイント
でしょう。

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伴晃生(バン コウセイ)

1993年9月3日生まれ。愛媛県松山市出身。味酒小~勝山中を経て松山工業高校で
はキャプテンとしてインターハイ、ウインターカップで活躍。国士舘大学に進学後、20
11年シーズンからNippon Tornadoesへ参戦。海外でのプロキャリアを念頭に、国内外で
の様々なチャンスを獲得しようと奮闘中。

愛媛県松山市ではトレーニングと並行し、「世界基準」を合言葉に活動するバスケット
ボールスクールTornadoes Academy 愛媛 gaNezaにてコーチも務めている。

ブログ
http://ameblo.jp/nate2jump/

掲載記事
http://egaohoop.jugem.jp/?eid=114


Nippon Tornadoes 参加選手インタビュー (2) 佐々木瑛

【Nippon Tornadoes 参加選手インタビュー (2) 佐々木瑛 】 


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今期よりNBLに参戦する佐々木瑛(ササキヒカル)選手によるアメリカ挑戦の
インタビュー。飽くなき向上心に支えられて、日々、コツコツと積み上げた
フィジカル、スキル、シュート力を武器に、海を越えた舞台でも活躍。得点ランキングでは
上位に名を連ね、各チームのコーチの投票によって決定されるIBL ALLSTARに
も選出された。


大学でのプレイを終えた後、茨城県のクラブチーム、JBL2への参戦に向けて
新規チームに立ち上げ時から在籍し、準備期間を経て、本格的な活動を開始。
数々のプレシーズンマッチに、茨城県でのBONESCUP参戦(優勝)、JBL2での
フルシーズン(三位入賞)、そしてIBLへの参戦、いよいよ秋からはNBLの
参戦と、幅広いプレイグラウンドを経て、着実にステップアップを続けている。


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ⒸVancouver Volcanoes//Jeff Hinds Photography 


◇JBL2でのシーズンを終えて(3位)、米独立リーグIBLへの挑戦というオフを過ごされ
ました。新リーグであるNBLに参戦する事が決まっているタイミングのオフシーズンでの
海外リーグへの挑戦について、どのような意図や想いがありましたでしょうか?


昨シーズンのJBL2でのシーズンは自分にとってプロ選手として初めてのシーズンでした。
シーズンを通して自分を犠牲にして、チームに貢献することの大切さを学んだ有意義な
シーズンでした。

しかしその反面、自分自身のパフォーマンスには納得がいっていませんでした。シーズン
前はもっとできると思っていたのに、思うような結果が出せなかった事が本当に悔しかった
シーズンでもありました。


今シーズンからNBLというトップリーグで戦う事になり、その中で戦っていくには、自分自身
がもっと成長して「個の力」をつけなければならないと思い、どうしても何かヒントが欲し
いと思っていた所に、Nippon TornadoesでのIBL参戦のお話を頂き、渡米を決意しました。



◇シーズン終了後、佐々木瑛選手自身の自己分析として、NBLというトップリーグで戦う為には
どのようなスキルや能力が必要だと考えていましたか?


具体的には、安定したシュート力、得点力、フィジカルの強化が必要だと感じていました。ま
た、コーチがアメリカ人だった事もあり、よりコーチの指示を的確に理解するために、アメリ
カのバスケットボールの考え方を学ぶ必要があると感じていました。






◇シアトルでの滞在は一か月間という期間でした。その間、契約コーチとのスキルトレーニング、
フィジカルトレーニングがあり、週末にはIBLの試合が組まれています。スキルアップの成果は、
どうでしたか?


シュート力、得点力、フィジカルのどれをとっても渡米前より遥かに成長できました。自分が求め
ていたヒントの答えがアメリカにあったという感じです。自分が求めている課題が明確だったから
こそ色んな事が吸収できたのだと思います。



◇具体的に、日本にも来日予定のECBAのJason氏や契約トレーナーのどのようなトレーニングによって
それがもたらせれましたか?


全てのトレーニングが役に立ったので、挙げればきりがないです。何か具体例を挙げるならば、スキル
コーチのジェイソンのゴムバンドやポールを使ったシュート練習、トレーニングコーチのティムの車輪
を使ったコアトレーニングなどです。また、カイロプラクティックの小畑先生の治療によって、身体の
歪みが修正され、バランスも良くなりました。




◇バスケット以外の面で言いますと、それ以外に、ブログの中で「世界観の拡大」や「視野が広がった」
という言葉も拝見しました。異文化の中に飛び込む事での発見として、象徴的なエピソードがあれば教え
て下さい。


試合中に自分がショットを決めた後に、相手の選手が「Nice shot!」などの言葉をかけてくれた事です。相
手を否定する事で自分を高めようとするのではなく、相手チームの選手であっても良いものを良いと認める
事ができる文化が素敵だなと思いました。


また、自然の景色も雄大ですし、セーフコフィールドなどの建物もスケールが大きくて、本当に大きな事に
トライしたいと思える雰囲気がありました。実際アメリカでは、ミスを恐れて行動しないよりも、積極的に
トライする事が推奨されると聞きました。それはバスケットボールにも表れていると思います。



ミドルレンジでの得点力


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ⒸVancouver Volcanoes//Jeff Hinds Photography 



◇IBLでは、ALLSTARにも選出されました。実際に、通用した部分、通用しなかった部分で、明確になっている
事はありますか?


ALLSTARに選出された事は自分自身も驚きました。アメリカで少しでも評価してもらえた事は大きな自信になりま
した。IBLで通用したのはドライブと3Pです。通用しなかったというか課題となっているのは、ミドルレンジの得
点です。

ジェイソンも「日本人はドライブと3Pはできるけれど、ミドルレンジの得点力が低い」と言っていました。なの
で、今はミドルレンジのショットを決められるように練習しています。また、ボールキープやプレイをクリエイト
する力ももっと伸ばしたいです。



◇ミドルレンジのオフェンスバリエーションについて「ミドルレンジのシュート」のスキルというと、、具体的には
どのようなスキルを身に付ける必要性を感じましたでしょうか。佐々木さんにとって、企業秘密にならない範囲で
教えて下さい(笑)



オープンのミドルショットはもちろんですが、ディフェンスに少々チェックされても、リングのあるポイントをしっかり見
ながら打って決める事です。日本ではタフショットをあまり打たないように言われる事が多いですが、アメリカでは少々タ
フショットでも打っていかなければショットチャンスがなかなか作れませんでした。また、日本ではタフショットと言われ
るシュートも、アメリカの選手はタフショットだと思っていませんし、少々のチェックなら必ず決めてきます。なので、そ
のようなショットを決めれるようにする必要があると感じました。


また、サイズや身体能力で上回る相手とのマッチアップでショットチャンスを産み出すために、ディフェンダーと自分との間
にスペースをクリエイトする技術も学びました。ディフェンダーと自分の間に、より大きいスペースをクリエイトする技術も
ミドルレンジのショットを決めていくために不可欠な技術です。



◇そして、その習得の為に、どのようなドリルをやったでしょうか??


3mのポールを目の前に置いて様々なバリエーションのシューティングをしました。その際にポールを見るのではなく、リングの自
分が焦点としているポイントを見るようにしました。ミドルショットを打つ時に、3mのチェックは実際のゲームでもなかなか無い
ので、少々のチェックは気にならなくなりました。

また、対人の練習の時には積極的ににミドルショットを打つことにトライしました。スペースをクリエイトする方法は技術練習もも
ちろんしましたが、考え方による部分が大きいです。



◇IBLで得点ランキングで上位に食い込まれましたが、さらに得点を重ねてランキング上位に名を連ねている
選手は、やはりミドルレンジでの得点力に優れていましたでしょうか?


より上位の選手はミドルレンジからの得点力や、多少のチェックやコンタクトがあっても決め切る力があります。また、ディフェン
スが先を読んできたらその裏をかくという戦術を遂行する能力が高いです。



これまでのバスケットキャリアについて


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ⒸVancouver Volcanoes//Jeff Hinds Photography 



◇昨年の同時期、佐々木選手の当時の所属先ではJBL2参戦を控えている状況で、私設大会であるBONESCUPに参戦していました。
その後、JBL2を経て、NBLを今年は控えています。米国でのバスケ挑戦や、その他にもさまざまな環境が変わりました。その事につい
て、単純な感想や感慨をお聞かせください。


少しずつ戦う舞台が大きくなると共に、自分自身も着実にステップアップしていると感じています。NBLに関して
は、4年前に大学を卒業するころに行きたくても行く事ができなかった舞台。遠回りしたけれど、やっとたどり着
いたという思いです。シーズンが始まるのが本当に楽しみです!



◇佐々木選手のバスケットキャリアは、事実だけで見ると、全国大会に出場した名門高校、名門大学、紆余曲越を経てNBLの
チーム・・・とエリートコースのように見えるのですが、、、実際、詳しくお話しや、プロセスを垣間見ると、、平たんでは
ない道であることを強く感じます(笑)。ですが、その中で、縁や、チャンスが繋がり、素晴らしい環境を掴まれます。
御自身で、このような自分の巡り合わせや、境遇についてはどのように考えていますか?


僕は決してエリートコースをたどってきた訳ではありません。中学や高校も僕が入った頃には全国大会に常に行く
ような学校ではありませんでしたし、大学も3年生までは試合にほとんど出られませんでした。しかし、そういった
中でも環境にいい訳をせず、自ら環境を作ったり、その中でできる最大限の努力をしてきました。

僕は「人事を尽くして天命を待つ」という言葉を大切にしています。常に全力を尽くしていたからこそ、チャンスがあった
時に掴む事ができたのかなと思います。もちちん色んな人に支えられて今の自分があるので、自分を支えてくれた人達には
本当に感謝しています。



◇最大限の努力を続けられるのは、自分自身の中にどのような精神性があるからだと自己分析されていますか?



Nippon Tornadoes GMの西田さんが「プロになる事はそんなに難しくないけれど、プロであり続ける事は難しい」
と言っていました。「現状維持は退歩なり」。常に「向上したい!」「変わり続けたい!」というモチベーションを
持って、自分が成長できると思えるものであれば、自分のこだわりを捨ててでも新しいものを取り入れてくという貪
欲な姿勢でバスケットボールに取り組み続けてきた事が、ここまで戦い続けれられてきた要因だと思います。



◇また、佐々木選手は、ONとOFFとで目つきが違う。試合中は、目が血走るというか、尋常ではない!というような表現を
されている方にも会った事があります。


コートの外では自身でもマイペースでおっとりしている方だと思いますが、コートに入るとスイッチが入りますね。もとも
と負けず嫌いですし、勝負になったら勝負モードに自然に切り替わりますね。



日米の文化的な違いについて


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◇先ほどのミドルレンジの得点バリエーションについてですが、日本人が苦手とする理由の一つは文化的な背景もあると
考えます。譲り合いの文化や、果敢にミドルレンジに仕掛けていった結果、ターンオーバーになってしまう事のリスク
を考えると、なかなか果敢に仕掛けに行きにくい・・・。アメリカの選手でもアタックした結果としてターンオーバーに
なる事もあると思います。その事に対して周りの反応などは、どうでしたか?



アメリカの選手は個人でもチームでも、一つのミスを過剰に意識し過ぎないというか、次のプレイで取り返せばよいという
感じで、ミスからの切り替えがすごく早かったように思います。また、誰かがミスしても「自分がなんとかしてやるよ!」
というくらい、みんな自信を持ってプレイしているように感じました。

また、ジェイソンの指導を受けていて感じたのは、例えミスになっても、何かをトライしようとしていたミスならば誉めてく
れるし、怒るのではなく具体的な改善策を示してくれます。トライする事を推奨する指導方法の影響も大きいと思います。


また、日本の場合は、小学生の頃からトーナメント形式の一発勝負の大会が行われるため、どうしても勝ちを意識した慎重な
プレイが求められ、トライするゆとりがありません。アメリカでは日常的にあちこちでピックアップゲームも行われている
し、全米の大会も大学までは行われていないので、勝ちを過剰に意識する事無く、色んなプレイにトライしやすい環境になって
いると思います。



◇先程、アメリカ人選手の試合中の振る舞いの中で、「相手を認める」という発言佐々木さんがプレイをする上で大きなモチベーションになっている感情はなんでしょうか??


もちろん勝ちたいという欲求は常にありますが、僕がプレイする上でモチベーションとなっているのは、日々プレイヤーとしても人間
としても成長し続けると言う事です。相手を倒すのは、あくまで自分の成長した先にある結果だと思います。また、僕がアメリカで教
わった事をゲームでトライしようとする姿勢を見た、ニッポントルネードのGMの西田さんからこんな事も言われました。「瑛は新しい
おもちゃを与えられた子どもみたいに楽しそうにプレイするな」。新しい事や自分の知らない事に触れる事で、自身が成長できるのを
楽しんでいる楽しんでいるとも言えるとも思います。


もう一つは常に目の前の事に全力を尽くす事。自分が全力を尽くした結果として負けてしまったらしょうがないと思うし、また次は勝
つために全力を尽くせばよいだけの事。何事にも、結果に至る過程で全力を尽くせたか、というプロセスの部分を大切にしています。



◇それに関連し、ハングリーさという言葉も海外の選手を語る際に頻繁に使われる言葉です。彼らのハングリーさを感じる機会は
ありましたでしょうか?


アメリカの人達は競争心があり、勝ちに対してすごくハングリーだと感じました。例えば、知らない人達で集まってピックアップゲーム
をやるにしても、遊びではなく本気でやります。得点を取られそうになったら、思いっきりファウルをして止めるというのも当たり前で
したし、途中でケンカになったりするくらい本気でやります。日本ではなかなかそうはならないと思います。


また、日本ではよくパスを回してチームプレイをする事が求められますが、アメリカの選手は簡単にはパスを回さずに自分でプレイしようとします。もちろんチームプレイはすごく大切な事ですが、アメリカでは遠慮していたら自分にボールもチャンスも廻ってきません。そういう意味では、自分の我を出していって、自分が他の人よりも絶対強くなるんだという強い気持ちでプレイする事も海外でプレイするには大切な気がします。周囲との関係を大切にするのは日本人のすごく良い所だと思いますが、世界で戦いたいと思うのなら、もっと自分を主張して行く事も学ぶべき事だと思います。




◇海を越えたバスケットキャリアを歩みたいと思うバスケマンは多くいると思います。自分の経験を踏まえ、特に、若い選手に
対して、今のうちから準備しておくべき事柄、携えておくべき精神性や、こういう覚悟はしておいたほうがよい、、という意見は
ありますか??


とにかく機会があるのであれば、できる限り早く海外に行ってみた方が良いと思います。僕自身ももっと早く行っておけばよかったと
思いました。日本でトップを目指すのと、海外でプレイする事を目指すのでは、モチベーションも違ってくるし、求められるものも
変わってきます。だからできる限り早く行って世界を意識しながらバスケットボールに取り組んで欲しいです。


準備して欲しい事はやはり英語。日本語を使っている国は基本的には日本だけなので、英語ができるかどうかで得られる情報量が全然違います。

行ってみて感じたのは、まず相手の言う事を聞き取れるようになる事が大事だいう事。聞き取りさえできれば、伝える分には単語やジェスチャーなどでもある程度伝える事はできます。僕もまだまだ英語は話せませんが、アメリカに行ってみた事で、「話せるようになりたい!」という思いはかなり強くなりました。なので、今は試行錯誤しながら英語を勉強中です。


新しいステージでの戦いに向けて


◇改めて、NBLでの目標や、今後、キャリアの円熟期を迎えます。今後のキャリアプランなどについて、国内外を踏ま
えて教えて下さい!


アメリカに行った事で、視野が少し世界を向くようになった気がします。NBLは日本のトップリーグだけど、そこが
終わりじゃなくて、その先もあるんだって思えるようになりました。以前からユーロリーグに行ってみたいという憧
れはありましたが、それが少し現実感を持って考えられるようになった気がします。なので海外でプレイする事も視野
に入れて語学の勉強もしつつ、まずは目の前のNBLで活躍できるように頑張りたいと思います!




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佐々木瑛 (ササキ ヒカル)

1987年5月2日 宮城県生まれ 186センチ/75キロ

つくばロボッツ(NBL つくばロボッツ所属)

東北学院中~東北学院高校を経て筑波大学に進学。高校時代には全日本ジュニアにも選出された実績を誇る。
大学院進学後、デイトリックつくばの前身であるからチームに関与。デイトリックつくばでJBL2を1シーズン
戦い3位入賞の原動力の一人となる。チームの運営会社変更により、つくばロボッツとしてNBL初参戦を控える。

2013年のシーズンオフに参戦した米国独立リーグIBLでは各チームのコーチによる投票で実績が評価され、IBL 
ALLSTARに選出された。

※IBL ALLSTARに選出された選手は、ラスベガスで開催されるサマーキャンプや、その他の活動を行う機会を得る。
(佐々木選手は日程の関係などもあり、不参加)

佐々木選手のブログ
http://blog.livedoor.jp/hikarunews7/