全日本を終えて。
私は、本戦の一日前に行われたトライアルを突破することができず、
あの舞台に上がることは出来なかった。
ずっと団体行動をとっていたので
出場権がなくても、会場に通い選手達の応援をする毎日。
暑さで朦朧としながら、考える時間がたくさんあった。
自分が出られなかったショートボードウィメンクラスは
特に熱心に全試合観戦した。
はじめは出られなかった悔しさと虚しさを抱えて。
その場に立てない自分。自分に足りなかったものは？
努力？実力？いろいろ考えた。
悔しさと虚しさはいつの間にか力になってく。
甘かった自分を、足りなすぎた自分を思い知る。
一緒に大会に出場したBBのゆみこちゃん。
子育ての傍ら夢をあきらめきれずこの大会にかけてきたと言う。
この試合の為に取り組んできたこと、思いを行きの車で聞かせてくれた。
幼いこどもを1週間預けて、どんな思いでこの大会に臨んだか。
「ママ、絶対勝って来てね」
と送りだしてくれた言葉を胸に、母は強し。
ぶれているところなんて何一つなく潔く、笑顔の彼女。
トライアルを突破し、本戦のファイナルまですべて1位で通過。
彼女の思いを知っていたから、ファイナルが決まったときは号泣。
ファイナル中も号泣の私。そこに立つことの難しさ。
彼女の環境と努力を思うと涙が止まらないのです。
結果は３位。
トライアルから７試合も戦ってのすばらしい成績に、悔しがる彼女。
１位をとりに来たんだもんね。
１位の子はプロ資格をもっている有名なガールズの選手。
BBのことはまったくわからない私でも名前は知っているし
素人目に見ても、別格。
そんなことなんて、なんのそのの、ゆみこちゃん。
あの空中に飛び出すようなロロを身につける為
練習に励む決意をしてました。
彼女が私にかけてくれたくれた言葉
「来年は絶対表彰台に登ろう。1年あれば絶対変われる。諦めないで」
頑張ってきた人の言葉は重みが違う。
私の心に勇気をくれる。
夢は見るものではなく、叶えるものに変わっていく。
他支部の私を快く受け入れてくれた２区のみなさん。
温かい。みなしごハッチは必ず強くなります。
２区はファイナリストがなんと５人もいましたぁ。
おめでとうございます！ゆみこちゃんBB３位、
ちかちゃんショートウィメン２位！すごすぎる！
石川のみんな、静岡2区のみんなにいろんなアドバイスをもらって
刺激をもらって本当に感謝。私を支えてくれるすべての人に感謝。