いよいよ私のヒートスタート。


セットが入ってきました。胸ぐらいかなー?
キレイなグフィー。行くか行かぬか?迷いながらパドル。
速っ!乗れません。他の選手がひょいっと乗っていった。


試合前の友達の言葉を思い出す・・・


「意外とイケル」


意外とイケル・イケル・イケル・・・頭の中で連呼。


そして・・・入ってきました、特大のセット。

行くしかないでしょ?試合ですもん。
思いっきりパドルして、迷いを振り払うように
一気にテイクオフ。「意外とイケル」


デカーーーー!エグーーーー!


板が直角気味に滑り降り、ボトムへ。


ギャーーーー!


はじき飛ばされそうになる中、コケてなるものか!
とレールを入れるも、波がメッチャ速い。
リップが私に降り注ぎ、バランスを崩し尻餅美味に。

でも意地で転びませんでした。何とかプルアウト・・・。


後でジャッジ表を見てみると、このライディング、
技も何も出来なかったのに4.5ポイント付いてました。

サイズのあるデカイ波を攻めたからでしょうか?


チューブ狙いか!?って友達は思ったらしい(笑)

このライディングでONになった私は、とにかく乗りまくりました。
なかなかリズムを掴めないながらも攻めました。
ほとんど覚えていませんが。



そんなこんなで1raund目通過。


続いて2raund目。


依然スイッチはON。合言葉は「意外とイケル」

狙いを定めLOCK ON!
切れた波だけを狙ってがむしゃらに乗りまくりました。
速い波にタイミングが合わせられないながらも、ロングライドで来たかな?
ホレホレのバックサイドもケツリップしつつ攻めました。



2raund目も何とか通過。わぁーい!


いよいよセミファイナルです。コレに勝てばファイナル。
どうしても行きたいファイナル!


波は朝に比べて、ちょっとまとまったような・・・更にパワフルな感じ。

真ん中はいい波が入るけど速いし捕まりそうだったから、
右よりの小さめの切れた波を狙うことに。


テイクオフするもボヨボヨして続かず。深追いして乗れず。
思ったよりもインサイドに行ってしまいゲットしていると・・・


アウトから特大セットがやってくるではないか!?

ちょうどリップに直撃される場所にる自分。


ヤバ過ぎるませんかー!?


近くに他の選手いないし、板捨ててもぐるか?
いや、リーシュが切れたら困るので、一か八かのドルフィンを選択。

思いっきり板を沈める。


ドーーーーーーーーーーン!!!!


すごいパワーで板が私の手から離れ、
波と共に巻き上げられ、海底に引きづりこまれる。


勢いでゼッケンが脱げる。


何回転しただろう?苦しい。
海面を思いっきり蹴り浮上しながら

勢いで脱げてしまったゼッケンを必至に掴む。


なんとか水面に出ると、2波、3波が。
死ぬかも知れない。海面がわかんない。苦しい。


セットが落ち着くと板を手繰り寄せ、
ゼッケンを口にくわえ、必至にアウトにパドル。

ようやくヤバイ地帯をぬけ、波待ちしながら、
何とかゼッケンを再び着ました。・・・吐きそう。やばかった。


ONしていたスイッチがあまりの苦しさで黄色点滅状態。


そんな中、私のところにワイド気味のセットが。
デカイけどセットにハマって殆ど乗ってない私はここで乗らなきゃ負ける。


合言葉は「意外とイケル」


息も切れ切れ必至にパドルするも、ドピークから見度とに振りました。
又も、海底を引きづられる。死ぬ・・・死ぬ・・・。今度こそ死ぬ。


「いっ、意外とイケマセヌ・・・」


私の中のスイッチ完全にオフ。

その後、ふらふらになり二度とゲットできず、むなしく、終了のホーンが。



志田下の波と共に打ち死にさせていただきました。


敗因を分析すると、最初に安心したいがために
せこいチョロ波を狙いセットに捕まったこと。
完全にペースを乱してしまいました。

余裕があるうちにセットの切れた波を乗っておくべきだったかも。


試合中にゼッケンが脱げるという失態は初めての体験。


またも、私、伝説を作りました・・・・。


こんな感じで、私はセミファイナル敗退に終わったわけですが
私のサーフボードは、やってくれました。


「キュート賞指輪なるものを頂きまして。120分の1。すごい!


サーフボードを持ってうろうろ会場をふらつくたびに
MCの方にかわいい板ですねーといじられ、うれしはずかしな感じ。


恥ずかしい話メッチャ派手なんです、私の

7色の虹ならぬ、8色の1人8レンジャーであります。

ボトムだけ、「Cher Shore」のサーフボードのデザイン
かるくパクらせて頂いてます。

デッキは白ですが、ボトムはホントこんな感じ。

賞品はティファニーのリングでした。
サーフィンの大会の賞品にティファニーとは!?


執念の千葉入り、航空費ぶんは稼ぎましたとさっ。


って喜んでる場合じゃなくて、今回の大会は、

スペシャルクラスと、オープンクラスの差を感じまくりの、

自分の至らなさを感じまくりで・・・。


この冬、もっともっとステップアップしなければと

心に誓ったのでありましたー。日々反省、日々精進。