サーフィンに出会う前のお話。
私は重度の買い物オタクだった。
好きなブランドがセレクトしてある地元のお店はもちろんマーク。
店員さんと仲良くなって展示会の写真をチェック。
気に入ったものには「買う」と予約をいれる。
地元にないブランドは雑誌をカタログ代わりに
全国の取り扱い店を調べ電話で通販。
「欲しいものを手に入れて満足。」
・・・の繰り返し。
でも今私が欲しいものって、お金じゃ買えない。
全国探し回たって手に入らないし
努力を重ねなきゃ近づくこともできない。
もしあの頃サーフィンを始めてたら、若くて一番練習盛りだったはず。
もう少し時間をかけてサーフィンを頑張れただろう。
私が本当に欲しいものに少しは近づけていたんだろうか?
ってこんな事思ってても仕方ない。
その頃のサーフィンのイメージは、ナンパそうなスポーツ。
っていうか、縁がなさ過ぎてどんなスポーツかも知らなかった。
ただ言えることは、日焼けを避けていたこと。
「肌が黒いと大好きなお洋服が似合わなくなるでしょ?
シミも出来るし日焼けは女子の敵」
と言わんばかりに、真夏でも日向に出るときは
長袖のカーディガンを羽織るようにしていたものだ。
とはいっても、“ああすればよかった”“こうすればよかった”なんて
みんな、よく思うこと。自分の人生に対してそんなに後悔はしていない。
20歳だったころの自分よりも今の自分が好きだといえる。
この道を通ってきたからこそ出会えたこともあるんだし、
この環境を楽しみながらこれからの道を選び取るしかないんだよね。
洋服ボケせずにサーフィンボケしてれば2級とか取れてたかも!?
とか勝手に妄想しちゃうワケだけど、後悔先に立たずですな。
外見は着飾ってきれいでも中身は空っぽだった自分より
少しはサーフィンのお陰で成長できたってことにして、
これからの道をサーフィンと共に歩もう。
何年かたって、また価値観が変わるかもしれない。
その時はそのときで(笑)
やっぱり後悔先に立たずですよ。