常設展示室を読んで、
またまた原田マハさんの魅力に
とりつかれた。
次は「モネのあしあと」
もう、アートを見ることは仕事ではないのだ。
気楽に、肩の力を抜いて、アートに「会いに」出かけよう。
長い間、美術の世界で働いていたマハさん。
好きな画家の1人であるモネについて書いた本。
モネは「表現する」画家と呼ばれる1人だった。
それまで美術の世界では
画家は王侯貴族のお抱えであったり、
お金持ちの注文を受けて制作することが多かった。
産業革命があり、写真が誕生する。
風景や肖像画を描いていた画家は仕事を失った。
そして、「表現する」画家が生まれる。
モネは300点近い浮世絵を所蔵していたと言われる。
日本の手法や、絵筆の筆跡を残す描き方などで
独自のスタイルを築いていく。
歴史や美術史に興味がなくても
マハさんの解説や物語を読むと
自然と引き込まれていき、
気付けば流れがわかるようになっていく。
美術館に出かけたくなった。