字幕翻訳者の第一人者、戸田奈津子さんは、
私が学生の頃からの憧れ。
戸田さんが初めて英語を学んだのは
中学生の時。
戦争中は、英語は一切禁止。
日本は戦争に負けてから、
アメリカ一色になった。
洋画をたくさん観て過ごし、
バレエ団の通訳など
依頼される英語の仕事は何でも引き受けた。
ハリウッドスターが来日するとなると、
通訳を務めるのは戸田さんだった。
多くのハリウッドスターと交流があり、
裏話も面白かった。
字幕が消えた?
スピルバーグ監督の
A.I は完全秘密主義のなかで製作。
ドリームワークスのスタジオの1室で
1週間で字幕作業をした。
感想
字幕は決して主役ではない。
セリフやナレーションを
日本語に翻訳しても
映画が伝えたいメッセージを
的確に伝えられるかどうかが大事。
誤訳をしてはならない。
でも、一字一句、訳すわけにもいかない。
字幕翻訳は
文字数という制限の中での
クリエイティブな作業だと思う。
動画配信サービスが普及し、
多くの動画の字幕が必要とされている。
私も1人の字幕翻訳者として
スキルを磨きなら、仕事を楽しんでいきたい。