私が固定観念を捨てると学んだのは、英語に出合ったときだと思う。
昔からこう決まっている。
これが常識だ。
これが普通、それ以外はおかしい。
こういった言葉が大嫌いで、違和感を感じていた。
オーストラリアに留学して、異文化に出合ったとき、その違和感は確信に変わった。
何が常識か、何が普通かは、国によって文化によって大きく違う。
日本でこれが常識だからと言って、それに縛られる必要はない。
今は常識だと思われていることでも、昔は常識ではなかったこともある。
今は常識でも、将来もそれが常識だとは限らない。
その考え方と、人から学ぶことで成功しているのが
一つ星レストラン「ラッセ」のオーナーシェフ、村山太一さんだ。
イタリアの三つ星レストランで3年間修行
帰国後に自分のレストランをオープンした。
一つ星を獲得するような店のオーナーシェフが、サイゼリヤでバイトしているという。
普通、レストランのオーナーシェフがサイゼリヤでバイトなんかしない。
著者はその「普通」を破って、サイゼリヤから学んでいる。
「なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか?」
という本のタイトルに惹かれて購入し、読んでみた。
正直、文章力は全く期待していなくて、
内容が面白ければ良いかというぐらいで購入した。
良い意味で裏切られた。
著者が小さい頃から読書家だったからか、とても読みやすい文章だった。
タイトルを見て気になる方は、ぜひ読んで欲しい。
飲食業界だけでなく、どんな業界で働く人にもお勧めする。
私の公式サイトでは
この本の詳しいレビューを掲載しています。
ぜひご覧ください。
