6月の洋書2冊目として Quiet をご紹介しています。
今回は第7章
内向的な人と外向的な人がどのように考えるか
企業のCEOや、政治家などトップの座につくのは、外向的な人が多いと言われます。
内向的な人は慎重な人が多く、そういった人よりも先に外向的な人が昇進していきます。
外向的な人は、報酬がモチベーションとなることが多く、大きなリスクをとり、
明らかな警告のサインを見逃すことがあります。
例えば、企業の買収時に、競合社を買収することに熱中しすぎて、
費やすお金が多額になってしまうことがあります。
これをdeal feverと言っています。
一方で、内向的な人は計画を立て、その計画を忠実に遂行します。
慎重なため、状況を冷静に分析するので、突っ走ってリスクを取ってしまうことがありません。
こういった考え方の違いが一般的であると著者は述べています。
トップの座やリーダー的存在が外向的な人ばかりでなく、
内向的な人の良さを取り入れることができれば、もっと会社は成長し、
社会も良くなるのではないかと感じた章でした。
次回は第8章
Soft Power アジア系アメリカ人と外向的な理想

