6月の洋書として Quiet をご紹介しています。

 

今回は第6章

 

highly sensitive person 

ひといちばい繊細な人

 

Elaine Aron氏が1997年に提唱したもので、

高度な感覚処理感受性を持つ人のことを指します。

 

つまり、まわりからの情報を、身体的にも感情的にも深く処理します。

共感能力が高いとも言われます。

 

著者もその一人で、夫は正反対の性格だと言います。

 

If something moves me to tears of empathy or anxiety, 

he'll be touched, but grow impatient if I stay that way too long. 

 

何か悲しみや不安で、私が泣いていると、

彼は心が打たれますが、私が長い間そのままでいると、彼はイライラする。

 

私も著者と同じ、内向的な性格で、

おそらく、「ひといちばい繊細な人」に当てはまる部分が多いと思います。

夫は、どちらかというと外向的な性格。

だからこの状況がよく想像できます。

 

 

人は、長い時間かけて考える前に行動する人(80%)と、

まずは少し待って観察してみる人(20%)に分かれます。

 

これは人間の世界だけではなく、

他にも100種類以上の動物が同じように組織されているのだそうです。

 

Both types of animals exist 

because they have radically different survival strategies, 

each of which pays off differently at different times. 

 

両方の種類の動物が存在しているのは、

それぞれに異なる生存戦略があり、

それぞれが異なる時に、異なる方法で効果を生むからだ。

 

これをtrade off theory of evolution 

進化論のトレードオフ理論と言います。

 

異なるタイプが自然界に存在するから、上手くいっているということですね。

そう考えると、私が外向的な夫に少しイラッとしても、

夫が内向的な私が一人でこもることを嫌がっても、

違うからこそ互いに支え合ったり、成長していったりできると思えてきます。

 

次回は第7章です。

内向的な人と外向的な人の考え方の違い