2020年2月の洋書としてご紹介しているのが

 

The Secrets of Happy Families 

Bruce Feiler

 

 

今日は2章です。

 

The Right Way to Have Family Dinner

家族で夕食をとる適切な方法

 

UNICEFの調査によると、

15歳の子供が親と週に何回か食事をとるのは

 

アメリカでは3分の2以下であったのに比べて

フランスやイタリア、オランダ、スイスでは90%以上です。

 

家で食事をとっている子供は、学業成績や良く、問題行動も少ないと報告されています。

 

What we think of as family dinner is not really about the dinner.

It's about the family.

 

家族の夕食という時に思うことは、本当は夕食ではない。

それは家族についてだ。

 

家族が揃って一緒に食事をとるという「時間」こそが大切にするべきものだと言っています。我が家では、夫が夕方には仕事から帰ってくるので、家族3人揃って夕食をとります。その時に、食べているものがおいしいね、と同じものを食べて幸せを共有したり、その日あったことを会話したりします。この時間は家族にとってとても大切なものだと実感します。

 

What you talk about matters even more than what you eat.

何を話すかは、何を食べるかよりも重要だ。

 

著者が提案していたのは、子供に会話の半分は話させることや、食事ごとに新しい単語を1つ教えるといったことです。ある調査では、親の収入によって、子供が1時間に聞く単語の数がかなり違うということです。低収入の家庭の子供は、平均して1時間に616単語聞くのに対して、高収入の家庭の子供は2153もの単語を聞いています。収入が高いか低いかの詳しいことが書かれていませんでしたが、ある程度この傾向は理解できる気がします。

 

そして興味深かったのは、3歳の子供にどのように親が質問するかという調査で、アメリカ人の親はアジアの親に比べて子供に詳細な質問をする傾向にあったということです。

 

 

次回は3章をご紹介します。

 

Branding your family

家族をブランド化する