2020年1月の洋書として

 

12 Rules For Life

Jordan Peterson

 

をご紹介しています。

今回は8章です。

 

Tell the truth - or, at least, don't lie

真実を言う。少なくとも嘘をつかない

 

 

自分の欲しいものを手に入れるために、言葉を操作して何かを得ようとするのは「政治的に振る舞う」ことであり、life-liesとも言われます。そうではなく、自分の内なる声が反対しないようなことを言うように著者は心がけていると言います。

 

You carry character with you wherever you go. 

性格はどこに行ってもついてくる。

 

地位や権力よりも、性格や能力を向上させることが良い目標であると書いてありました。これは本当に大賛成で、年齢とともに、特に強くそう思うようになりました。

 

私がこの章を読んで感じたのは、地位や権力を得るためには、嘘が不可欠なような気がします。うまく立ち回るとか、長いものに巻かれるとか。そういったことで、権力を持つ人にうまく取り入って、自分も高い地位を得ていくというような。

 

真実を言うことはリスクを伴うし、地位や権力が奪われてしまうこともあるでしょう。その反対に、その人自身の性格は良いと認められます。

 

短期的に見ると、嘘をついて何かを得ることが良いように感じられますが、前の章でもあったように、好都合であることを優先するのではなく、意味のあることを遂行すれば、長期的な結果が得られると思います。それが性格や能力の向上につながっていくのだと理解しました。

 

See the truth. 

Tell the truth.

 

真実を見る。

真実を言う。

 

 

次回は9章をご紹介します。