12月の洋書:brain rules脳のルールの6章です。

 

attention

We don't pay attention to boring things. 

私たちは退屈なものに注意を向けない。

 

しっかりと集中できれば、良い学びにつながります。

何かを学ぶ際には、興味を持ったり、楽しいと思ったりすることが大切です。

 

人は10分ほどレクチャーやスピーチなど聞くのが集中の限界だと言われます。

だから、10分ごとに人を惹きつけるような話題、話し方などをすることが必要です。

 

興味がある事柄や人なら、それに関するものにも注意を向けます。生まれ育った国や文化、環境など、異なる環境は異なることを期待します。

 

感情が動かされた出来事は、時間がたってもしっかりと正確に覚えているものです。

それは脳がドーパミンを出し、"Remember this!" (これを覚えて!)と言うからです。

 

次にマルチタスクについての興味深い内容がありました。

 

A person who is interrupted takes 50 percent loonger to accomplish a task 

and makes up to 50 percent more errors. 

 

邪魔された人は、作業を完了させるのに50%長くかかり、

間違いが最大50%まで増える。

 

時間がない、忙しいからとマルチタスクをする人はたくさんいると思います。

しかし、あらゆる実験で、マルチタスクは結果的に非効率的であると言われます。

 

The brain is unable to pay attention to two things at the same time. 

It reduces productivity and increases mistakes.

 

脳は同時に2つのことに注意を向けることができない。

それは効率を減らし、間違いを増やす。

 

例外として、何度も行っていてことなど、注意を向ける必要がなくできることなら、マルチタスクできる可能性があります。また、人によって、マルチタスクに向いている人と、向いていない人もいるようです。一般的に、若い人ほど、この作業からあの作業へと転換がしやすいと言われます。

 

運転中の携帯電話の使用について。これは、飲酒運転をしているのと同じような状態になるとのことです。また、運転中に何かを取ろうとする行動だけ見ても、事故やニアミスが9倍にも増えるということ。注意力を過信して、これぐらい大丈夫、自分にはできると思ってしまうことが、どれほど危険かを示しています。

 

次回は7章でmemory(記憶)についてです。

Repeat to remember. 覚えるためにリピートする