10月の洋書 The Culture Mapの最終章です。

 

How late is late? 

どれぐらい遅いが遅いのか?

 

この章は国や文化によって、時間の捉え方が違うという話です。

 

著者はフランスやイタリアでは、6、7分何かに遅れたとしても、遅れる電話をしなくて良いだろうということです。日本では2分でも遅れそうなら電話することが多いかもしれませんね。

 

 

時間の捉え方の違いはこの2種類に分けられます。

 

monochlonic (M-timeとも言う)culture

時間を有形で具体的なものとして見る

 

polychlonic (P-time) culture

時間に対して柔軟なアプローチ

 

例えばナイジェリアは後者にあてはまる国で、

 

What matters is that your work structure is flexible enough to adapt with changes in the national environment. 

 

大事なのは、作業構造は、国家の環境の変化に適応できるよう柔軟性があることだ。

 

国が安定していると、M-timeで、国が不安定だとP-timeの傾向が多いと言っています。

 

時間の捉え方の違いを知り、理解することは、国際的ビジネスの成功に欠かせません。

 

 

<エピローグとまとめ>

私たちは、国や文化で当たり前や普通とされていることや、そこからの視点で世界を見ています。他の国や文化では物事を異なる方法でしたり、異なる視点で捉えたりするということを想像することさえ忘れてしまうことがあります。

 

国際的なビジネスに関わっている人でなくても、世界にはいろいろな国や文化があり、大まかにはこのような分類がある、どんな考え方や視点があると知ることで、世界はもっと広がります。そしてそこから自分の国や文化が見えてきたりもします。

 

これで10月の洋書のご紹介が、12月になりましたが終了しました。

 

次回からは12月の洋書をご紹介する予定です。