9月の洋書、The Art of Thinking Clearlyの61番目から70番目までをご紹介します。
61:The Law of Small Numbers
62:Expectation 期待
The Placebo effectはよく知られています。偽薬効果と言われ、実際には効果のない薬でも、薬を飲んだという気持ちだけで、症状が良くなった患者さんがいるということが研究結果で分かりました。どのようにこれが起こるのかはまだ解明されていません。
しかし分かっていることは、
Expectations alter the biochemistry of the brain and thus the whole body.
期待は脳の生化学、そして体全体を変える。
63:Simple Logic シンプルな論理
Thinking is more exhausting than sensing:
rational consideration requires more willpower than simply giving in to intuition.
考えることは感じることよりもずっと疲れることだ。
理性的な思慮は、ただ単純に直感に屈するよりも意志を必要とする。
64:Forer Effect バーナム効果
占いで言われた内容が自分にとてもよく当てはまると驚いたことはありませんか?私はあります。
1948年ある心理学者が様々な雑誌の星占いのコーナーに書かれていた記述を元に文章を作りました。この文章を見た人は誰でも、これは自分にとてもよく当てはまることだと納得し、素晴らしいと感じました。
この理由は、彼が書いた文章の大部分が、一般的なことで、誰にでも関係することだったからです。そして当てはまらないと思える部分も下記の理由から自分のことだと感じたのです。
We tend to accet flattering statements that don't apply to us.
私たちは自分に適用されないお世辞を受け入れる傾向にある。
他にも、ポジティブなことだけ書かれていたり、自分がこうなりたい、自分はこうだというself-imageに関わる内容も受けれ入れる傾向にあります。
65:Volunteer's Fally
66:Affect Heuristic 感情ヒューリスティック
If you like something, you believe that the risks are smaller
and the benefits greater than they actually are.
何かが好きなものなら、実際よりもそのリスクは少なく、利点は大きいと信じる。
67:Introspection Illusion 内観錯視
68:Inability to Close Doors 閉ざされた扉
69:Neomania
the mania for all things shiny and new
全ての輝く、新しいもののマニア
70:Sleeper Effect スリーパー効果
脳はすぐに情報がどこから来たかは忘れてしまいます。そしてメッセージ自体はゆっくりと消えていくため、確実な情報源からの情報だったのか、噂話のような中で聞いたことなのか分からなくなってしまいます。
この効果による影響を少なくするためには、日頃から情報源を選ぶことです。そして気をつけたいことは、広告や宣伝で知らない間にたくさんの影響を受けているということです。テレビなどメディアはたくさんの広告で溢れている一方で、本には広告がほとんどありません。このことからも本を読むのは良いかもしれませんね。

