なんとか引っ越しを終え、部屋も片付き、ようやく一段落。
そうなってくると、まだ仕事も探せていない俺はただの暇人。
もちろんやるべきことはあるけども、1日中机に向かっているのもしんどい。
そんなわけで、ちょっと泳ぎに行こうと考えた。
自分の新居の近くにも泳げるところはあるようだけど、
山口さんの家の近くにあるところの方が大きいし広いし、
もしかしたら偶然ばったり会えたりして!なんて軽く妄想もしてみたり。
お互い泳ぐのが好きってのは話に出てて、そのプールにもたまに行くということは聞いてたし、
俺も行ってみたいって前に言っておいたから、ストーカーではないよね。うん、たぶん大丈夫。
引っ越しが終わった翌々日のこと。
「そのプールに来てみました!久しぶりのプールだからのんびり楽しんできます。
なんか緊張してきたー。」
ってメールをしてみたんです。報告もかねて。
俺がプールで泳いでて、さすがに久しぶりというのもあって、
予定してた距離も泳いでないけど、しんどいから上がろうって思ってたら、
腹を小突かれて、あ?って思ったら山口さんがいた。
いた!
どうやら、俺のメールを見て、自分も泳ごうと思ったらしく、
後から来てくれたようなんです!
来てくれたというより、ただ泳ぎに来たって感じか。
もうけっこうヘタばってる俺は、山口さん2往復に対して1往復という半分のペースだったけど、
なんか好きな人のケツを追っかけながら泳ぐって、人生初のことで、無駄にドキドキしてしまった。
アホ。俺アホ。
ま、その愛しのケツも、どんどん遠ざかっていくほど、2人の泳ぐペースは違うんだけど。
結局、上がろうと思ってた距離の倍を泳ぐことになり、
山口さんは、心地よい疲労感って言ってたけど、
俺なぞ、もはや疲労困憊。
一緒に建物から出たけど、もうクタクタで、
「帰りの電車で爆睡しそうっす。」
って言ったら、
『カフェでお茶でもしますか?」
って。
そんな!
明日も仕事なのにそんな!
いいんすか!!!???
ご一緒していいんすか!?!?!?!?
なんかジワってきた。
あー近くなって良かったなって。
今までならもう電車を気にしなきゃいけない時間なのに、
今はもう近いから、こうして遅い時間に会っても、まだもう少し一緒にいられるんだなって。
引っ越して良かったって思った。
超単純。
カフェ行って、軽く食事して、
山口さんはまだ仕事が残ってるみたいで、
パソコンとにらめっこしてて、
仕事が残っているのに誘ってくれたのかな?って思ったら、
これまた一人飛び上がりそうになるのを必死に抑えて、
明日も仕事の山口さんに負担をかけない程度の頃合いで帰ってきました。
俺への気持ちがどうなのかは分からないけど、
そうやって突然現れて、俺のテンションを上げるだけ上げて放置する山口さん。
俺の心は、間欠泉のようです。
全く以て意味不明ですね。