山口さんがいったい何を思っているのか。
俺のことをどう思っているのか。
そんなことを考えては、ため息をする日が続いた。
すごくうれしかったし、すごく幸せをもらった1日が、
少しずつ俺の不安をあおる。
嫌われてはいないんじゃないか。
でも好きとは思ってなさそう。
そもそも俺に興味なさそうだし。
グルグル、ゴチャゴチャ。
盆休み中に友達や先輩らと毎年恒例の川でバーベキューがあった。
酒が入ったせいもあって、友達に幸せな1日の話をした。もちろん男ってとこだけ伏せて。
同世代からしたら、やっぱり可能性はないだろうと。
せっかく人を好きになれたのにもったいないけど、早く切り替えて次にいけ!
先輩からしたら、年上女がずっと年下の男に自分からいくわけないだろうと。
実家に案内されてるんだから、結婚まで考えてるのかもしれないよ。その気ならどんどん攻めろ!
いくら相手が女だと思っているとはいえ、なんだか両極端な話に。
結局答えを持っているのは山口さんのみ。
やっぱり自分の思いを伝えるしかないんだ。
ただ、前回会ったときに次の約束をしたわけでもなく、
連絡をする理由が全く思いつかない。
そして、盆休みが終わると、俺の仕事はMAX忙しくなり、5日間×4回で国内外各地に出張。
出張終わって戻って来ては、次の出張の準備って感じだったから、
いついつ近くに行きますよ~、なんてメールもできず、
せいぜい出張先から景色でも撮って送るくらい。
それにも返信がなかったりして、さらに落ち込んでみたり。
こんなに会いたくても、何かしら理由がないと会えない関係。
ただ会いたいなんて言ったら、重くてめんどくさいだろうし、
何か理由付けをしないとな。
考える。
考える。
考える。
!!!
そうだ!
ここはやっぱりお土産作戦だ!