禅堂の中もまるで冷蔵庫のような冷たさ。
師僧からは、暖房器具を使ってもいいと言われてますが、自分の中でこの厳しい環境で黙々と坐禅を組むことに、こだわりがあり近い将来出家して、僧堂修行に行く自分の姿を想像しながら黙々と坐ってます。
僧堂生活では、冷暖房の全く無い所で黙々と修行に励むことになり、今から私の心にその覚悟が芽生え始めたのでしょう。
僧堂修行では、坐禅は無論掃除などの作務や食事など生活の全てが修行であり、特に作務は重要な修行であり、一心不乱に目の前の雑巾掛けなどを行うことにより、迷いや雑念がとり除かれていくのだと思います。
今朝の雑巾掛けの水は、指先の感覚が無くなるほど冷たく、足先もかじかむほどでしたが、一心不乱に磨き上げ、少し先の自分の姿を想像しながら、微力ながら心身の鍛錬になってきました。
私はまだまだ、全く修行の足りない青二才で、自己を厳しく鍛錬していかなければなりません。
そして、掃除のあと師僧の奥様が私のためにけんちん汁を作ってくださり、冷えきった体にしみる、最高の「おもてなし」をいただきました。
ご馳走さまでした！
合掌