新学期早々、ノイローゼ気味になった。
原因はだいたいわかる。
人とのコミュニケーションがめっきり減ったからだ。
学内でひとりでいることが多くなった。
これまで交流があった人たちとはなんとなく疎遠になり、昼食をとることでさえも自分から誘うことができなくなってしまった。新しい環境で人間関係を構築している人たちの邪魔者になりたくない。
同期のいない私は、モニターと向き合うしかない。
誰かに助けを求めるのも苦手だ。
クヨクヨしている自分のような人間と一緒にいる時間は、相手にとってなんのメリットもない。
人に期待しすぎて傷つきたくない思いが先行し、気づけば自滅している。
別に気分が落ちることは珍しいことではない。
でも今回は、食欲もめっぽう減り寝つきも大分悪い。
私は決して、恵まれていない訳ではない。周りはとても良い人ばかりで、私に鋭い矢を向けてくる人はいない、なのに心が弱ってしまった。
この事実も余計に、自分を不甲斐なく感じさせる。
なんのために生きてるんだろう。
よく考えることなのだが
今の生きる原動力
それは、韓国で食べたビビン冷麺を、もう一度食べること。
新沙駅が最寄りの「新沙薬房」、熟成肉を提供している焼肉屋で出会ってしまった、激うまビビン冷麺。
私の人生最高レストラン。
これをもう一度食べることができたらあとはなんでもいい、なんて考えているが、
実現した暁には心置きなく死ねる、とはならないはず、人間だもの。
いつまで経っても満ち足りることはないだろう。
なんだかなぁ、こういう時にビビン冷麺が出てくるって、
やっぱり私は食に生きる人間なんだとつくづく思います。