こんにちは。うぴです。


⭐︎何かが隠れています(ᵔᴥᵔ)


5月も後半になり、夏日が増えてきた。私は晴れの日に布団を干すのが好きだ。実家は一軒家だったので、子供の頃は2階の屋根にバーーーっと干してバンバン布団を叩いてお日様の匂いのする布団で寝るのが本当に幸せだった。


15年前にこの地に引っ越してきて、10階建てマンションの7階を借りて住んでいる。周りは川や田んぼがまだ残っている田舎。布団を干すには広くないベランダだけど、晴れた日はなるべく干している。

布団乾燥機は持っている。外に干すのが好きなのだ。でも最近、気持ち良く干せなくなってしまったのだ。


あれは約4年前。いつものように干して布団叩きで叩いていると、隣の住人(普段は大人しく物凄く気を使うフリをする年配女性)が急いで部屋からベランダへ出てくる音がした。防火扉の隙間からそ〜っと見てみると、妖怪みたいに髪を振り乱して〝どこで叩いとるんや〜!!〟と言い放ち周りをぐるぐる見出したのだ。びっくりしたのと腹が立ったの両方で、私は舌打ちをして布団叩きで洗濯竿をバン!と叩いて〝ふざけんな!〟とアピールをしたら部屋に逃げて行った。


私もガラ悪いけれど、めっちゃ失礼だなぁと思った。だってその年配女性のパートナーはベランダでタバコを吸っていて、もれなくその煙がこっちに来ていたし、彼女のベランダに置いていたたくさんの花の枯れた花びらなんかも流れて来てた。しかも話し声も早口でデカくて、うるさい時もあった(今でもある)。でも、そこはお互い様。マンションだもん。ある程度は目を瞑ることも必要だと思う。


そんな叩く→出てくる、のやり取りが3回ぐらいあって、面倒になった私は布団を干しても布団叩きで叩くのはやめた。だってもう気味が悪いもん。控えめに手で叩く程度にとどめていた。布団叩きも捨ててしまった。布団干し&叩きが好きだった私はとても悲しかった。こんな田舎で出来ないなんて…。でも本当はそんな事が悲しいんじゃない!なんか、だんだんみんなの中から余裕がなくなっている事が悲しかったんだ。


でも今日、無性に叩きたくなった。だから手で控えめに…でもいつもよりかは少し多めに叩いた。これで出てくるかなぁと思いながら…。すると案の定、出てきた。前みたいに荒れ狂ってはなかったけれどわざと〝もう!どこ〜〟と言いながら。ウチって分かってるくせに!だから咳払いをして、〝失礼よ!マンションなんやからお互い様でしょ!〟と言ったらまた部屋に逃げてしまった。


1時間も2時間もやった訳じゃない。手で20秒ほど叩いただけ。しかも控えめに…。きっと音に反応して自動的に出てきてるんだと思う。はらわたが煮えくりかえるのをしっかり受け止めると、この出来事って何の意味があるんだろう…と思えた。


最近見出した動画〝自然の法則〟からすると、自分の外側で起こる出来事は自分の内側で起こっている事らしい。他人は関係ない。自分がその出来事を作り出しているだけ…。という事は、私は自分に対して自動的に怒ったり非難したりしているんだと分かった。あの隣の住人はもう一人の自分なのかもしれない。見たくない、感じたくない負の部分の私。


常に自分にダメ出しをして責めている私に寄り添った。そして謝った。すると怒りもス〜っと消えて、これ、ブログに書こう…と冷静に思えた。


それにしても、布団叩きの件!これってよく動画で流れてた、引っ越しおばさんの影響が強いんじゃないかなぁと私は睨んでる。あの〝引っ越し!引っ越し!〟の迷惑行為を子供達が夢中で見てた。その印象が強すぎて布団叩きが悪!みたいになってしまって、聞こえなくなったのかも。たまに聞こえると私は嬉しくなるけど!

それとやっぱりみんなコロナを経て、警戒心が強くギスギスしてる気がする。何か気に食わないことがあると、すぐにマンションの管理会社に言われるし。


また布団叩きが復活するぐらい大らかな世の中になれば良いなぁとしみじみ思う、爽やかな5月の夕暮れです。