私は、よく見かけるけどわかるようでわからない、うまく説明できない言葉が気になる。なんとなく、そのままにしておけない。
最近でいうと、
「ミーム」ってなんですか。
「ブーム」とは違うの?
ミーム(meme)というワード自体は最近にできたものではなく、イギリスの生物学者リチャード・ドーキンスが1976年の著書『利己的な遺伝子』で提唱したのが始まりだそうだ。
【ミーム】人から人へ、あるいは世代から世代へ、模倣されながら伝達される文化的な要素(アイデア・習慣・表現など)
この言葉はインターネット時代に広く知られるようになり、現在ではネット上で画像・動画・テキストなどが拡散していく現象を指す言葉としても使われている。
「猫ミーム」や「エッホエッホ」などのことか。
日本では共通のお題に対してそれぞれが面白い答えを返す「大喜利」の文化があるから、ネットミーム ≒ 画像付き大喜利として直感的に理解しやすいのかもしれない。
おばちゃんは最近のブームにもミームにもほとんどついていけないけど、SNSでやたらいろんな人がエッホエッホ言いだしたら気になっちゃうから調べるよね。そんなとこから派生したんだ?と起源を知るのは面白い。
現代のミームの多くはSNS上で急速に拡散して短期間で消費されるし、次から次へと新しいネタが出てくるから、一過性の流行として終わるものが少なくないのだろう。
しかし中には、長く文化として残るミームもある。
☆
光GENJIがデビューしたのは1987年。この時代に物心がついていた日本人は、ファンでもそうでなくても光GENJIを知っていた。
光GENJIは「一大ブームを巻き起こした」といえるが、「ブーム」という言葉だけに収めるには強風過ぎる人気ぶりだった。
もし当時インターネットがすでに普及していたら、様々な「ミーム」も誕生したかもしれない。
…ん?
光GENJIから派生した「ミーム」、すでにあるのでは?
光GENJIというブームの中で、諸星和己個人の特徴(元気な挨拶、笑顔、バンダナや羽根飾りのついた髪型)は強烈な象徴性を持っていた。
世間は、いまだ半ば無意識にその象徴を模倣して伝承しているでしょう?
一定世代以上は、バンダナを巻いた髪型を見かけたら、「諸星和己か!」とつっこむ。ご本人の画像が流れてきた日にゃ、ガラ中やらパラ銀やらの歌詞で大喜利大会だ。
ブームとミームの関係でいえば、ブーム(光GENJI)が土台を作り、ミーム(諸星和己)が文化的伝達単位として残った、と言えるのではないか。
たとえブームの熱狂は一過性でも、ミームは模倣を通じて長く生き続ける。
『利己的な遺伝子』ならぬ、『和己的な遺伝子』か――。
私はかーくんファンなので、『和己的な遺伝子』が最もストレートに受け継がれているのは、やっぱりかーくんのつくる音楽だと思うけどね。
そしてセルフオマージュこそが天下無双という事実。
それでは、かなり乗り遅れ感ありですが2025年のミームにて、本日の締めといたします。

かーくんはミュージシャンって伝えなきゃっ!

