特に予定の無い週末。


穏やかで


からっぽ。


あの日々は夢だったのかなあ。

 

 

 
 
 


もう一度 逢えたら 瞳を閉じよう


君の手が 触れたら 夢じゃないさ


そうか、夢じゃないんだ。

君の手に触れられたからね。


それに、からっぽでもなかった。

 

 

まだちゃんと、歌声は残ってる。
 

CDにもネット上にも存在しない、2024年のライブバージョンが

 

心の中だけに。

 


CHECKER FLAG (諸星和己/光GENJI)



 

原曲は、1991年10月2日に発売された光GENJIの7枚目のアルバム『VICTORY』 に収録されています。

私は91年にはすでに光GENJIから離れてしまっていて、リアルタイムでは聞いていませんでした。

 

だからこの春のかーくんのライブで聞いた時、最初はわからなかったのです。かーくんの歌なのか、光GENJIの歌なのか。

 

歌詞から光GENJI時代なんだろうなと想像はつくも、今のかーくんが歌うとわからなくなる。アイドルが持つ輝きはそのままに、大人のバラードにアップデートされているから。

 


ある日のハグ会で、かーくんがファンの方とこの曲について話していました、たぶん。(並んでいる時に少し聞こえてきただけなので、「たぶん」です^^; )

並んで待っている時、とにかく一番よく聞こえてくるのは、かーくんの声です。むしろかーくんの声だけが聞こえる。
君だけが聞こえる 体じゅう わかる

だからもちろん会話の全容はわかりませんが、

「誰が歌ってんだあ?っと思ったら、俺かぁ!!へったくそ……」

とかーくんが返していたようで、そのあとしばらく歌を口ずさみながらハグしていたと思います♡


私はそれからYouTubeを訪ね、遅まきながら、光GENJI時代のかーくんソロ曲だと知ったのでした。

『VICTORY』は7人全員のソロがあるアルバムで、『CHECKER FLAG』は、ソロ群のトリを務めます。

 

濡れた瞳に 映るよ Winning Run

 

かーくんが歌い終わると、高速で走り抜ける車の音が聞こえ、再び7人が集結して歌う『WINNING RUN』につながる構成でした。


1991年の曲なので、収録時かーくんは21歳か20歳。

声が…声が…

今と、全然違う。


かわいい声だったんだな…(〃▽〃)

 

今さらながらびっくりしてしまった。タイムトラベルによるパラドックスが発生しているような(笑)。2024年からやってくると、ちょっと混乱する。キュンな混乱。「私、約30年後に、またあなたに恋します…♡」と言いたくなる。って大丈夫か。だいぶ頭に花咲いちゃってるな。

今の諸星氏のような深みや包容力はないけれど、初期とは違って安定はしてきている。後期の、頭一つ抜きん出ようとするオラつきはまだない。

 

爽やかな好青年が一生懸命歌う瑞々しいラブソングではないですか。「へたくそ」じゃないよ、かーくん♡ちゃんと「のちの諸星和己である」ってポテンシャルも感じる。(のちも何も、ずっと諸星和己なんだけど、混乱中♡)

 


ちなみに、私はネットで歌詞を見るまでなんと歌っているかわからなかったところがありました^^;

ピーターパン?
違う。

ピンポンパン?
違います。

<正解>ピンクシャンパン


2024年のライブに戻ると、

きーみだけがぁー

のところから、照明が一気にパーーッと明るくなって、かーくんに光が集まり、その後ろでジミーさんの壮麗な鍵盤が聞こえるのですが、これが、非常に、エモい。

「エモい」の良いチャートがあった。



「エモい」の意味は?どう使う?〜心の素敵な揺れを3文字で射止めた言葉。使い方、分かりやすく (yamanashibank.co.jp)
これ全部、かーくん。でも「かーくんの全部」ではないな。これ以上ある。

『CHECKER FLAG』は3分未満曲なのですが、現在の諸星さんの歌唱力で情感豊かに歌いあげると、短い中に織り込まれた長い物語が見えてくるかのよう。素晴らしいリブート版の一つだと思います。