そういえばこのブログには「展覧会」というカテゴリーを設けていたのでした。
当方、美術館にはたまに出向くのですが、あまり投稿してないですねえ^^; ブログのサブタイトル「アートに捧げるひとりごと」でしょうに。いつも最愛のアーティストに捧げているのですけどね♡
芸術の秋ですから、たまには書きましょう。
国立新美術館でイヴ・サンローラン展を見てきました。
「モードの帝王」とよばれたイヴ・サンローラン。没後日本で初めて開催される大回顧展とあって、会場は大盛況でした。入場制限をしていたので少し並びましたが、会場に入ると「並ばずにお好きなところからご覧くださーい!」と何度も係員の方々が声をかけていました。私はマイペースに好きなところを好きなだけ見たい方なので、この鑑賞スタイルはありがたかったです。
サンローラン氏は自身のブランドを持つ前、1957年に21歳の若さでディオールのチーフデザイナーに抜擢されています。ディオール時代の「品行方正」シャツドレスが上品で可愛い。当時としては新しいシルエットだったんですよね。
このブログはただの素人の独り言ですので、ちゃんとしたレポートが読みたい方はこちらなどをおすすめします^^
「品行方正」をはじめ数々の写真が載っています。
会場では、ゴッホやモンドリアン、ピカソなど巨匠アーティストにオマージュを捧げた作品の展示室のみ、撮影OKでした。
こちらは、私は行ってませんが、品プリとコラボしているそうです。
華やかでカラフルなドレスはまさに芸術作品。
ただ、個人的には、イヴ・サンローランの中ではスーツやブラックドレス、ネイビールックが好み。紳士服からヒントを得て作られたというラインなど、サブタイトルにもなっている「時を超えるスタイル」を一番表しているのではないかと思う。
ミュージアムショップも楽しみのひとつ。サンローラン氏のスケッチがカードになっていれば欲しかったんだけど、著作権の関係とかあるのでしょうか、なかったー。
サンローラン氏がデザインした新年のグリーティングカードを2枚購入しました。友人やクライアントに送っていたカードなのだそうです。
1970年がThe First Love。2007年まで、38年間続きました。
展示にはなかったけど、私がイヴ・サンローランと聞いて思い出すのは、クロエ・セヴィニーが2000年のアカデミー賞で着たこの黒のドレスです。
出展:Chloë Sevigny Is Preserving Her Wardrobe With A Legendary Archivist | British Vogue
23年も前だったのか…!でも全然古さを感じない。往年のハリウッドグラマースタイルというのでしょうか。クラシックだけど品行方正というよりはロックなムードが漂っているのも印象的だった。アクセサリー使いもかっこいい着こなし。
イヴ・サンローラン氏はこの2年後の2002年に引退。
てっきりその後もデザイナーが代わってそのままブランドが続いているのかと思っていたけど、サンローラン氏の代わりになるデザイナーがいないとのことで、オートクチュールは氏の引退と共に幕を閉じていました。
プレタポルテは、2013年にクリエイティブ・ディレクターエディ・スリマン氏のもと「イヴ・サンローラン リヴ・ゴーシュ(Yves Saint Laurent rive gauche)」から「サンローラン・パリ(Saint Laurent Paris」へと名称が変更されたのだそう。
あれ?でも今でもイヴ・サンローランってブランドあるよね?
現在イヴ・サンローランの名を冠しているのは、コスメや香水を扱うイヴ・サンローラン・ボーテ(Yves Saint Laurent Beauté)。
私は高級メゾンには縁のない人ですが、唯一リップだけ持っています。
色は、ピンク・サティスファクション。
ジャケ買いならぬ、色名買い? 笑
普段はプチプラに頼ったテキトーなメイクなので、もったいなくて使えない。
ピンク・サティスファクションな気分の時に、登場する予定です♪