そうさ タイミングが

ずれちゃ変わる物語

おなじ惑星(ほし) おなじ時代(とき)

えらびあった僕らだもの

ラッキーチャンスだよ

 

IF WORLDは信じない(光GENJI)

 

キャッチーなメロディにおとぎ話のモチーフ。もうすぐ世界が90年代を迎えようという時に、おとぎ話に出てきそうな7人のアイドルが歌っていた歌。

 

物語はタイミング次第でハッピーエンドにもバッドエンドにもなる。でも、もしこうだったら…ああだったら…ではなく、「今を信じよう」というポジティブなメッセージが見えます。

 

回せよ 回せ 

メビウスリング

 

もう、運命すら転がしたる!くらいのパワーも感じる。

 

 

タラレバって言い出したらきりがないし「起こらなかったこと」をずっと考えていても仕方がない、と私は思う方です。


この曲を聞くとなぜか映画『バタフライ・エフェクト』(2004年)を思い出します。あの時もしこうしていればああしていればと省み、何度も過去に戻ってトライしてみても、結局いつも望む結果は得られず、どこかに歪みが生じて「前の世界」ではあったはずのものを失ってしまう…。細かいところは覚えていないけれど、そういう話だったと思う。最後に主人公が下した決断が、とても切なかった。

 

私は、今が超最高!と言い切れる人生でもないけれど、今あるものを失うようなことはしたくないから、過去を変えたいとは思わないかな。

 

ただねえ、タイムトラベルできるならこっそり見てみたいっていう願望はあります!なにを見たいって、20代、30代、40代、のかーくんを、です♡私はその頃のことはほとんど知らないので。それだけが、私が覗いてみたいIF WORLD。もし、もっと早くかーくんのライブを知っていたら……えっーと、でも、どうだろ?もしかしたら歪んでいたかもね、家計が(笑)

 

私はかーくんWORLDに戻って来るのに、30年もかかってしまった。でもそれがきっと自分的良きタイミングだったのだろうし、そもそもかーくんとおなじ惑星(ほし)とおなじ時代(とき)にいるなんて、ラッキー♪なのであります!

 

 

さて、私めの浅い浅い知識によるとどうやらこの『IF WORLDは信じない』は後年、大改変が行われてコンサートで歌われたらしい。どうやらかーくんが歌詞を変えて、歌ったらしい。

その内容から、って内容つい最近までよく知らんかったけど、うっすら伝え聞くところによると、都市伝説というか門外不出というか幻のような扱い、ほらハリーポッターでいうところの、あの、名前を言ってはいけないヴォ●デモー●的な?やつなのかなと想像していたのです。(ヴォ●デモー●はさすがに大げさな例えだろという気もするけど、ちょっとわからないから伏せたままにしておこう。笑)

だからきっと音源も無く、この先もオフィシャルから聞く機会はないのだろうと思っていた。

ところがその伝説的一曲は、何年振りかはわからないが、2022年12月24日にほのめかされ(笑)、翌25日にステージ上で披露された。ありがとうメビウスリング。私はそこにたまたま居合わせることができました。(24日~25日の話は、また改めて書いてみたいと思います)

観客の振り付け、すごいねアレ!なんかところどころ速攻ジャブみたいの入るじゃないですか。原曲が歌われる時も、この振りなのだろうか。私なんぞは、曲名言われてもポカンで、IF WORLDらしき音が流れてようやくおお!?となり、えっ!まさか!これが噂の!?え!歌っちゃうの?歌ってるじゃん!なにこれ!!こんな歌だったの!?いつつくったの誰つくったの天才なの?いや、バカなの♡?(←これは言いたいだけ。かーくんのことは努力家の天才だと思ってる)と脳内は大忙し!だが身体はちいとも追いつかず、待ってましたとばかりに平然と、かつ機敏にこぶしを突き上げるお客さんと、ステージ上で飛び跳ね歌う52歳をあんぐりと口を開けて眺めておりました。Pin,K、おそるべし。

かーくん版IF WORLDは、原曲のメロディと原曲と同じく「タイミングがずれたら変わっていた物語」をベースにしながらも、歌詞はほぼ原型を留めない。よくあんなにうまく歌詞を乗せられるなー!ジャ●ー●ワールドというか、かーくんワールド全開、超ダイジェスト版諸星和己物語ともいえよう。

 

私、聞く前は、盛り上がるコミックソングの類かと勝手に思っていたのですが、その実、根底に流れていたのは「愛」でしたね。かーくんが絶妙なタイミングでめぐりあった愛する師(この形容詞で間違ってないと思う)と、愛する6人の仲間と、愛するファンたち(てへ)に、感謝の気持ちを伝える、「君たちがいなかったら今の僕はなかったんだよ」っていう、心に染み入る歌でした。

かーくんが、光GERNJIがいなかったら、今の自分はなかったですっていう人も、きっとたくさんいるんだろうな。

 

 

 

好きなんだ… 誰よりも…

かがやきを過ごしたい 君と…

わかるだろう…