TOTOを聞きまくっていた時期があった。今でもたまに聞きます。
中でも好きな一曲、“Home of the Brave”。
"The Seventh One(『第7の剣』)"というアルバムに収録されている。タイトルが示す通り、TOTO7枚目のアルバムです。
1988年3月1日に発売されたアルバムだけれど、実際に聞いたのは数年経った後だったかな。当時は配信なんてなく、洋楽CDを手に入れるのにちょっと時差があったと思う。中高生の時にはTOTOを聞いていたが、小学生だった当時はどうだったか、あまり覚えていない。1988年3月9日には光GENJIの『パラダイス銀河』が発売されてきゃあきゃあ言ってたのは覚えているのにね。
TOTOは1976年にアメリカ・ロサンゼルスで発足し、途中数々のメンバーチェンジや解散時期などを経るも今も現役のロックバンド。現メンバー、60代だと思いますけど、元気に先を走っていてほしいです。
詳しいファンの方がいたら大変申し訳ないのですが、私のようにちょっと聞くだけの人間からすると、もういつの時代のヴォーカルが誰だったか、わからない。TOTOはメンバーが入れ変わるだけではなく、脱退しても戻って来るし、専任ヴォーカルじゃない人も歌うのであります。実に多様性があって良い。
私は日本のバンドをあまり知らないけど、リードシンガーが度々変わりながら続いているバンドってあまりなくないですかね。アイドルグループだとこの曲は誰がセンター、メインっていうのがあったりするだろうけど、それとはちょっと違う気がするし。
えーっと、このアルバムの“Home of the Brave”でメインで歌っているのは誰なんでしたっけ。Joseph Williams?だよね。Josephはこの後脱退して、でも再結成で戻ってきて、後述するライブ版でも歌声を披露しているが、あーこの声!変わってない!と思った。キンキンしてるわけではないけど高音で。素人が、ちょっと歌ってみようかしらんと思ったら痛い目を見ます。
“Home of the Brave”は80年代の曲だけれど、恒久的なクールさがあるというか、今聞いてもあらゆる場面で考えさせられ、励まされている。そして何よりもまず、かっこいい音づくりだなー!と思う。こういう、メンバー全員が主役!とばかりに見せ場?聞かせ場?がある曲はアドレナリンが出ます。
終始ドラマチックでヒロイックでね。前奏、間奏、そして長く尾を引く後奏。恐れるな、何を待ってるんだ、“Home of the Brave”を奪われてはならない、という歌詞。例えば言葉で勇気を持てなどと言われても、今ちょっと疲れててそんな気力ないです…となったりもするんだけれど、歌にされるとスッと入ってきたりするから音楽の力ってのは不思議だと思う。
The land we call the home of the brave
直訳すると「我々が勇者の故郷と呼ぶ土地」。守らなければならない、大切な還る場所、ということかと思う。物理的な家とか土地というよりは、心の中にある何か、かな。
さてこちらは2013年に行われたTOTO35周年記念ツアーの“Home of the Brave”。
にわかTOTOファンの私め、このライブ最近知ったのですが…
なんだこれーーー!!
かっこいーーーー!!
ライブ映えする曲だろうとは思ってたけど、ここまでとは!私は音源よりパワーアップして聞かせるライブが大好物ですが、まさに、これは!圧巻である。
途中、あれっ、ここで終わり…?と思ったらステージにパッと灯りが戻ってきて、これでもかこれでもかと盛り上げる!全体のパフォーマンスもクライマックスのつくり方も素晴らしい。
最後にThank you, Good nightって聞こえる気がするからライブのラストを飾った一曲かな。熟練工によるとてもパワフルでエモーショナルなステージで、当時知っていたら本当にライブで見てみたかったなと思いました。
今日はこの後もう一回更新する予定です。