海外の料理番組が好きです。番組を見るのが好きなだけで、実際に参考にするかというとそういうわけでもないんだけど…。
今日は、土曜日の朝に時間があれば見ているテレビ番組の話を少し。
ジェイミー・オリヴァー15MM ~ぼくのスマートクッキング~|FOX|FOX ネットワークス (foxnetworks.jp)
日本でも知る人は多いと思う、イギリスの料理家ジェイミー・オリバー。食材の組み合わせが好みのものが多いし、ジェイミーの豪快さが私にもできそう!という錯覚をもたらしてくれる。完全に錯覚だけど。まずそのキッチンスペースを貸してくれ!
ジェイミーの料理番組はいくつかあるが、これは15分で、簡単で美味しくてヘルシーであっと驚く料理をつくれる!がコンセプト。準備と後片付け入れたら15分じゃないじゃん、というツッコミはちょっとおいておこう。ジェイミー「この食材はどのスーパーでも売ってるよね」→日本じゃ売ってないよ!というのもこちらの問題だ。
私は料理の腕には自信がないが、食い意地には自信がある。好き嫌いも少ない方で舌があまり「保守的」じゃないらしく、色々な食べ物を美味しいと感じる(虫とかは無しですが)。
世界各国の食材や料理を知っていて、それをレシピにとりいれようとする料理家が好き。ジェイミー・オリバーもそうだと思う。舌が「保守的」なイギリス人も多いだろうに。ちなみにジェイミーの番組で度々繰り返されるメッセージは「野菜はクタクタになるまで煮込まなくてよい」。イギリスでは、言わないとクタクタに煮込んじゃうんだろう。
土曜日、朝9時からジェイミー。10時からは、
ブリティッシュ ベイクオフ シーズン9|FOX|FOX ネットワークス (foxnetworks.jp)
イギリス全土から選ばれたアマチュアの参加者12人が、オーブンを使って菓子やパンを作る“ベイキング”の腕を競い合う人気のコンテスト番組。片田舎のテントで繰り広げられるのは、演出なしの人間ドラマ。プレッシャーのなかでトラブルありハプニングあり。ベイキングに懸ける思いを胸に、笑って泣いて熱く盛り上がる! 毎週3つの課題が出され、審査員が評価をくだし、毎回1人、脱落者が告げられ、10週かけて優勝者が決まる。
どうもイギリスの焼き菓子に惹かれるんだよなあ。フランス菓子より洗練されてないところがまたいい。自分にもつくれそう…とこれまた完全なる錯覚の世界。
1エピソードのうちチャレンジは3回あるのだが、特に最後のマスターピースチャレンジはベイカーたちの独創性豊かなアイデアに毎回驚く。
登場人物のキャラクターもいいんです。現在FOXで放送中のシーズン9では、私はジョンを推している。一見、ちょっと強面のおじさんなのだが良き家庭人でベイキングスキルもトップレベル。娘さんをバレエに習わせているそうで、そこからヒントを得たという昨日のマスターピースはよかった。作品もチュチュを履いているんだけど、ご自身もチュチュ姿で足元は「バレエの第一ポジションです!」(爆)。誰がどう見ても優雅なバレエダンサーとは言い難い風貌の47歳がチュチュって!でも悪趣味寸前のセンスが素晴らしかった。テレビを見て久々に声を上げて笑った。ところで最近の自分は、ハーフパンツのおじさんのおみ足を見て(*´σー`)エヘヘってなりがちなんだが、その辺りは大丈夫なんだろうか。
競争番組ではあるが、ベイカーたちは基本仲良しに見える。ピンチの時は助け合ったり(ジョンは度々お助けマンやってる印象。そこも好感度大)、誰かが一位になればもちろん君で当然さと笑顔で称え合う。番組のラスト、スターベイカー(その週の一位)と番組を去る人(最下位)が決まった後、みんなでワイワイとハグし合う姿もなんだか胸熱。ああーいーなーハグ!
批評をする人、される人の態度にも注目している。褒める、褒められて喜ぶ、は見ている側も素直にハッピーな気持ちで笑顔になる。ここがよくない、そうですか…といった厳しい場面では色々と考えさせられる。どういう言い回しがよいのか、どういう態度で受け止めるべきか。プライドと謙虚さのバランスとか。テレビ番組だからすべてを見せているわけではなく演出や編集が入っているだろうが、色々学びがあると思う。
ベイカーも含めものづくりをする優秀な人たちは、自身のことは冷静に省みて、他人の実力を素直に認める人が多いと実感している。どこがうまくいかなかったか自分でもわかっているから、厳しい意見も「おっしゃる通り」と受け止められるんだよね。批評する方も、頭から否定するような言い方はせず、もっとこうすればよかったんだよとアドバイスを交えれば効果的だ。
さて、ジェイミー・オリバーに話を戻そう。
彼のインスタをフォローしています。ある日の動画に大注目。
同じサイズのマグカップを用意してそれぞれに小麦粉と牛乳を入れる。それに卵一個を加えてバッター液をつくる。材料を量る必要がなくて簡単そう。このバッターからはパンケーキ、ワッフル、ホットサンド、クレープができる。ほうほう。やってみたいなー
でも待てよ、今の私には、バッターつくるのに牛乳も卵も必要ないんじゃありませんか?参考にするのはトッピングだけでいいのでは。
イギリスには「パンケーキ・デー」なる日があるんだって。イースター・サンデーつまり今日、の47日前として数えるので毎年変動する。今年は3月1日。
その日のジェイミーの投稿。
コンポート、ヨーグルト、ピスタチオ、アーモンド、ハニー。
ふむふむ。イイネ!
でもね、パンケーキ自体が美味しければ、モリモリ乗せなくてもいいのよね。
表参道のパンケーキ店”APOC”。
シンプルで美味しかった。写真的な「映え」はないのかもしれないが、チーズ&ベーコンのお食事系と甘いクリームのパンケーキセットは間違いない。
“APOC“さんにもパンケーキミックスは売っています。でも諸事情により買いませんでした。
どうして急にそんなにパンケーキ推しなんですか?
この話、まだ引っ張るんですか?
…と思われたそこの貴方は鋭い。



