今年は後2日しかないそうですね。えっ、クリスマスって終わったの?私まだ25日にいない?サンタさんがまだ歌っているような気がするけど、そうか、幻聴か……。
今年中にもっと書きたかったからまた1本に3曲くらいぎゅっと詰め込もうかと思ったけど、やめた。今日は思いのほか深く聞き入ってしまったから。
アイルランドのコークという街にブラーニー城というお城がありまして、そこには「キスをすると雄弁になる」と言われている石、ブラーニーストーンが存在します。
昔々、イギリスの語学学校に通っていた頃、友人がこの話を聞きつけて、雄弁=おしゃべり=英語がうまく話せるようになる?!ってことで二人でブラーニー城まで足を延ばして石にキスしてきました。
石にキスって…しかも色々な人が…衛生上、ちょっとどうなの?と思われる方もいるかもしれません、特に、こういう時代だと。でも今それはできればちょっと脇に置いておいていただいて、時代が全く違う(遠い昔)話なので…と思ったらどうやら今でもできるみたいです。
最近行かれた方のブログが参考文献。
あーこういうの見るとまた旅に出たくなる。
2021年 ブラーニー城と庭園 - 行く前に!見どころをチェック - トリップアドバイザー (tripadvisor.jp)
ブラーニー城のウェブサイト。
なかなかユニークな体勢でキスします。
写真はブラーニー城のウェブサイトから。
もう遠い記憶の彼方の旅だけど、周囲の風景もとても素敵だったんですよね~。アイルランドは「妖精の国」としても知られていますが、目の前に広がる景色を見ると、うんそうだねきっといるよね妖精さん^^とすんなり思えました。
当時の写真あったー!
さて、私自身にこのキスの効果はあったのでしょうか?若い頃に比べたらおしゃべりになったような気もしますが、それは単に年をとったせいではないか…?
英語の方はどうなんだかよくわかりませんが、少なくともブログは長文。特に前置きが長い。
本題は、アイルランド出身The Corrs(ザ・コアーズ)の"Kiss of Life"です。
(アイルランドでKissといえば…!ということで思い出したのがブラーニー城でありました)
The Corrsは2回目の登場です。もう2年も前の記事か~
"Kiss of Life"は、The Corrsが本格的に活動を再開させた2015年に発売されたアルバム"White Light"に収録されています。実に10年ぶりの再始動だったそうです。
この曲は数年前に初めてYou Tubeで知りました。ふわ~っと始まるので最初はちょっと聞き流してしまったのですが、実はかなりの熱情を秘めています。BON JOVIなども手掛けるJohn Shanksがプロデュース。このアルバムは全曲The Corrsが書いていますが、"Kiss of Life"はJohn Shanksと Natasha Bedingfieldとの共作だそうです。 そうと知ったからか、どちらかと言うとケルティック色は控えめに聞こえる気がする。少し王道寄りの展開というか(何が王道かよく知らないけど…)。
歌詞の和訳はネット上のどこかにあります…と言って逃げたいのですが、うーん、見つからないなあ、、
誰かうまいこと訳してほしいんだけど^^; 最初の方だけ少しやってみよう、、
You're my soundproof room where I let it all out
あなたは私がすべてをさらけ出せる防音室
You're never there to judge me when I'm full of doubt
私が疑問だらけの時もあなたは私をジャッジしたりしない
Held close to your pain,
あなたの痛みを近づけて
You burn me body and soul
あなたは私の身体と魂を燃やす
I know heaven will be waiting
きっと天国が待っている
When I lose control and I'm out of my head
私はコントロールを失い おかしくなって
Running blindly to you
あなたに向かってやみくもに走る
Caught in the moment with you
あなたといる瞬間に陥る
この後もかなり熱烈LOVEな歌詞が続きます。自分が蝋で出来ているかのように燃えるんだそうです。燃えるなよと言われても燃えが収まらない状態。じゃあしょうがない。
Your Flame, the Kiss of Life でタイトル回収。
Kiss of Lifeは、直訳すれば「命のキス」で、いわゆる「人工呼吸」のこと。そこから「生命を取り戻す」といった比喩的な意味でも使われるらしい。
ここでは、あなたの炎(Your Flame)こそが、起死回生の術だと歌っています。
The Corrsらしいキャッチーで綺麗なバラードで綺麗な人が綺麗に歌う。切なさよりも多幸感が勝る歌ではないかと思いますが、きちんと歌詞を辿りながら聞くと、激情が際立ちその中に落ちていく感じもします。アイルランドは妖精の国だけどそれだけではなかったと思い出すような。
制御不能でわき目もふらず走ってその先に天国が待っている。なんだか危なっかしいようにも聞こえますが、ここでいう天国はきっと幸せの象徴なのでしょう。
まだ今年を終わらせないぞ~!^^;
本日はもう1本、行きます!