毒の有り様~天使と害虫 | 眠る前の寝言

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「殺しの天使」という異名を持つ、日本で最も毒性の高い「ト゛クツルタケ」というキノコが、全国で増殖しているそうです。

 

そもそも毒とは、毒を持つ事で身を守る為のものの筈だ。 そうは言っても、食べられてしまってから、相手が死んでも、意味がないから、後年「あのキノコを食べて死んだヤツが昔居た」と伝わってからでないと、その毒は、身を守らない。つまり「毒で死にたくないからこのキノコ食べるのは、止めよう」と思われないと、その毒による護身は成立しないから、毒とは、未来の同種(子孫)の為のものだろう。 種の為未来の為に「毒」を持つなんて、毒キノコは、実に素敵な進歩を遂げた、優れた種なのだろう。一方、他の生物に、この星に迷惑なだけの我々も彼らを見倣いたいものです。

 

ドクツルタが「殺しの天使」なら、我々は「この星を、自らの未来を蝕む害虫」ってところだろう。

毒となる成分を保有するのが、毒キノコ、毒で相手を攻撃するのが、毒虫なら、我々は存在そのものがこの星の毒なのだから、史上最悪の猛毒は我々自身だろう。