いつもブログを読んでくださり、
ありがとございます
シドニー在住20年以上、
現地企業でフルタイム勤務のかたわらエコプリントと草木染で起業して、一緒に地球と動物に優しい生活をしましょう✨と推奨しているマイユーカのえみです
シドニーからこんにちは~✨
今回は秋の葉っぱでエコプリント編です。
シドニーでは2週間ほど雨が続いたのですが、
やっと最近オーストラリアらしい青い空が戻ってきました。
急激に朝晩が10度以下になったので、体調を崩す人もちらほら。
寒くなると一気に木々の紅葉化もすすんで、
あちこちで真っ赤な葉っぱをつけた木や、
たくさんの落ち葉を見かけるようになりました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240523/14/updesignaus/b3/aa/j/o1080108015442347142.jpg?caw=800)
毎年落ち葉の季節になると葉っぱを際限なく集めてしまっていた私ですが、
最近は作りたいものをまず考えて、それにあった葉っぱを集めるようになりました。
落ち葉は葉っぱに含まれるタンニンが多くなるので、
綿生地でもプリントしやすくなるんです。
久しぶりにスカーフにたくさんエコプリントしてみたい✨
と思ったので、
布を収納してる箱から、ほったらかしになってたビスコースとシルクのスカーフを出しました。
一昨年に買ったままだった、ビスコースにシルクが5%入ってるスカーフ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240523/14/updesignaus/f3/47/j/o0524108015442348537.jpg?caw=800)
シルクが入ってるってことは動物繊維だからよく染まりそう✨と期待して、
シルクは繊維だけをとるために繭を中にいる蚕さんもろとも熱湯に放り込む、
という方法で糸をとっているのを見て、
なんて野蛮なんだろうと思ってからあんまり好きではないのですが、
そんなこと言っておきながら肉は食べてるし、革にもプリントしてるし、
私の野蛮の定義ってブレブレだと気付いたので、
大事にプリントさせていただきます、と感謝して使うことに。
葉っぱも以前は100%落ちてるものしか使わなかったのですが、
今はプリントしてみたいんですがちょっと葉っぱをください、ありがとうございます🙏
と心で思いながら、原っぱの植物を少しだけいただいたりもしています。
スカーフは2mもある布にまんべんなく植物を置くので、
けっこう植物素材が必要なんです。
拾い集めたカエデの仲間の木の葉っぱやユーカリに、
この前ブルーマウンテンへ行った時に出会った美しい紅葉の葉っぱに、
拾ったいろいろユーカリや、庭のコチナス、シダなどの素材も加えて並べてみました。
しばらくエコプリントから遠ざかっていたのですが、
布地というキャンバスに植物を置いていくと、
ああもしたな~こうもしたな~っていろいろ思い出しました。
葉っぱも、プリントする側としない側両方で並べてみたり、
わざと葉っぱを重ねてみたり、
ユーカリの葉っぱについてた種の部分を平たくつぶしたり、
傷んだり多すぎる葉っぱを間引きしたり、
勝手に手が覚えててやってしまうという感じで、
人間の感覚ってすごいな~🎵
そう思えばアイススケートも泳ぎも、
何年もやってなくても感覚戻ってくるもんね、すごいな~🎵と思ったり。
以前買ったザクロ2個がすっかり乾いて干からびそうになっているのがあったので、
それも丸ごと炊き出して上にかぶせる布地として使うことに。
かぶせようとして問題発覚
かぶせようとしてる布がスカーフよりかなり幅が狭い‼️
そう、洗ったり媒染する前のスカーフの幅で適当に布を選んだせいで、
水分を吸って大きくなったスカーフの大きさにあってなかったんです。
ここはもうどうしようもないので真ん中にデーンと置くことに。
そして巻く段階でまたも問題発覚
スカーフが幅広になってしまってて従来の棒では幅が足りない。。。
これも急きょホコリだらけの長い棒を出してきて、
巻き終わってから棒を抜いてギュッと丸めるやり方にしました。
このへん、全然覚えてないやないかっと突っ込みどころ
悪戦苦闘しながら大蛇のようなバンドルを蒸し器に押し込みに成功
夕食を作りながら、ときどき水が充分あるか確かめながら1時間半ぐらい蒸しました。
さあ~どうだ~っ?てトングで持ち上げて、
アッツアツのバンドルをあけてみるときのワクワクも思い出しましたよ
第一印象は、
あちゃーカバーの布と端っこの境い目がボヤけてるー
と、
でっかいカタバミの葉っぱが真っ白にプリントされて失敗したみたいになってる!
だったので失敗したなこりゃと思ったのですが、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240523/14/updesignaus/96/66/j/o1061106115442348539.jpg?caw=800)
その後現れた落ち葉のプリント美しさには度肝を抜かれました
葉っぱ自体がグラデーションになってるのはもちろん、
たくさんの葉っぱのタンニンに鉄が反応した部分が
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240523/11/updesignaus/ca/7b/j/o1080108015442296942.jpg?caw=800)
3D効果を産み出しているではありませんか!
しかもわざと裏返しに置いた葉っぱはグリーンに。。。!
もう、美しすぎて、
きれーい!!!という単純な言葉しか出ず、
ただただ落ち葉のプリントのハーモニーに見惚れました
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240523/11/updesignaus/8b/5d/j/o1080108015442296955.jpg?caw=800)
超絶綺麗ってこういうときに使うんですねきっと
落ちた葉っぱにこんなにも美しい秘密が隠されていることに、
エコプリントを通じてはじめて発見した、そんな感動です。
どうするよ、これ、
もうこれみんなで一緒にやってこの感動を分かち合いたい‼️と思ってしまいました。
これ、公園のあるカルチャーセンターや、ボタニカルガーデン、
自然とつながる、がテーマの活動の一環としてやれば、
感動して人生観変わるレベルよ(ちょっと大げさかも)
ということでワークショップをシドニーでやりたいな、という希望がムクムクとわいてきたのでした。
オージー相手の英語でのワークショップ、
私にもできるのかちょい不安だけど、
まずやってるよー的なウエブサイトページを作ってみよう~と思いました。
もしこういうスタイルのエコプリントをやってみたいという方がいらっしゃいましたら、
Mumyeuca.comのウエブサイトのebookのページに載せている、
がオススメです。
この講座でやり方をマスターすれば、カバーの布にザクロでも栗の皮やナッツの皮などを自由に使って、
オリジナルのエコプリントを作ることができます🎵
日本は春だけど、春先の葉っぱでも応用できますよ~
ぜひぜひ試してみてください~🎵