いつもブログを読んでくださり、
ありがとございます
シドニー在住20年以上、
現地企業でフルタイム勤務のかたわらエコプリントと草木染で起業して、一緒に地球と動物に優しい生活をしましょう✨と推奨しているマイユーカのえみです
シドニーからこんにちは~✨
4月の25日はアンザックデーという、戦争で命を落とした兵士の方々を弔う日で祝日でした。
日本語で祝日と言うとお祝いするイメージですが、
この日は朝夜明け前に行われるドーンサービスから始まって、
国のために命をかけて戦った兵士の方々に敬意を込めて黙祷をしたり、花を捧げたり、パレードをする儀式があります。
私もこの日は朝4時半から仕事でした。
睡眠時間が少ない上にいつもは定休日の木曜日に働いて、
とても忙しく疲れきってたんですが、
そんなさなか、いつの間にか車のナンバープレート盗まれたみたいで。
みたい、というのは、なくなってるのに土曜日の朝に気がついたから(遅い)
しかもご近所のサニーさんが、デイビッドに
昨日の夜ゴミを出したときにえみの車の後ろのナンバープレートがなかったよ~
とテキストメッセージで教えてくれて、
それをデイビッドが私にメッセージで送ってきて初めて気がついたという
ちなみにサニーさんは定年まで駐禁を管理する仕事をしてたらしく、
ナンバープレートをチェックするのが習慣づいてる人らしいけど、
ふつう毎日ナンバープレートがついてるかついてないか、
チェックするか?
とりあえず警察に連絡したら、
あ~ナンバープレート盗難ね~、と慣れた感じで受け付けてくれたのはいいけど、
最後にナンバープレートがあったと確認したのは、いつですか?
の質問
分かりません、
と言うと、
それをはっきりさせてちょうだい、でないとレポートが作れないのよ!
と言われ、強引に、あっ昨日の夕方犬を散歩したときはありました!
と確信しているふりをした。
では今から指紋採取チームを送るかもしれないから待機してください、
と言われたけど、いやナンバープレートなしのまま車運転はいやでしょう、
しかもService NSWという免許を管理している事務所は、
土曜日は12時半に閉まるらしい!と聞き、
あわてて仕事を抜け出して行ってきました。
ついて受付でナンバープレートを盗難されて、と伝えると、
2枚のうち1枚だけ盗まれたのね、じゃあもう1枚もはずして提出してください、
と言われたんだけど、
え、外すのにドライバーとかいりますよね?持ってないんですけど、貸してもらえませんか?
と聞いたら、
けんもほろろに、
そんなのここにはないわよ、となりにツールショップがあるから買えば?
と若いおねえさんに言われ、
初めて、
”なんで盗難された被害者なのにこんな目にあわんといかんのじゃあああ~!!!”
とメラメラと怒りの炎が湧いてきた(遅い)
でもボルトで締めてあるプレートを素手ではずすのは無理なので、
しょんぼりしながらツールショップに入り、
あの、ドライバーとかはどこに売ってるんでしょう?
と店員のおじさまに聞いたら、
ああ~はいはい、という感じで若い店の兄ちゃんを呼ぶと、
このレディーを助けてあげてやってよ、
と頼んでくれたではありませんか!
短髪のプラチナブロンドの髪に青い目の若さがまぶしいオージー兄ちゃんが、
オッケー車どこにあるの?と聞いて見に来てくれて、
ササっと外してくれた上に、
ナンバープレート新しいのもらったらつけてあげるからまた来てね~
とスマイルで去っていったではありませんか!
いや~優しい人ってどこにでもいるのね~と
なんかいい気分になって1枚だけのナンバープレートと申請書を提出したんだけど、
これが新しいナンバープレートよ、と全然違うナンバーを渡され、
”新しいナンバープレート2枚で137ドルになります”
と言われたときにそんな気分は吹っ飛んだ。
は?盗難されたのに払わないといけないんですか?
とびっくりして聞いたら、
どんな理由にしろナンバープレートなくしたら新しいのは払わないといけないのよ
だって。
盗難されたのに?
被害者なのに?
仕事途中で抜け出してきてるのに?
なんで私がこんな目に?
いろいろ腑に落ちないことだらけだったけど、とにかくナンバープレートがないと運転できないので泣く泣く払いましたよ
とりあえず1枚はつけないと運転できないので、さっきのツールショップに戻りかけて、
何かお礼を、とあわてて近くのベーカリーに入って、バナナブレッドを購入
さっきのお兄ちゃんがまたササっと出てきて、5秒ぐらいで取り付けてくれたあとすぐ、
本当にありがとう、こんなことしかできないけど、ぜひバナナブレッドをもらってください~!
とバレンタインデーに手作りチョコを渡す中学生のような気分でお兄ちゃんの手にバナナブレッドを押し付けたら、
”え、僕は別にそんな!、”と戸惑っていたけど、
本当に助かったので、本当にありがとう!というと、
あ、じゃあ、ありがとう、と戸惑いながらも受け取ってくれたのでよかった。
その後仕事場に戻ってあわてふためきながら仕事をしていたら、
また別の婦人警官から電話があって、
指紋採取の件ですが、と言われたけど、面倒臭いので、
あ、もう新しいのもらってつけたし別にいいですよ。というと、
犯人が片手にナンバープレートを持って、もう一方の手でネジを外してプレートを取ったとしたら、
車には指紋は残ってないと思うんです。
そんなこと最初からわかっとるわ!と思いつつも、
そうですね、だから指紋採取する必要ないのでは?というと、
そうですよね、じゃあ行きません。だと
来なくていい!!!
まあこの婦人警官はとても同情的で、
本当にひどい目にあったわよね、とても腹が立ったでしょう、
と慰めてくれたのはよかったんですけどね。
そんなこんなで無事に新しいナンバープレートはついたものの、
137ドルも払わされるわ、ランチタイムもロクに取れないままバタバタ仕事して、
精神的にも疲れ切って帰宅して、
どこへこのうっぷんをぶつければいいのか分からないまま寝ることに。
この程度の不都合で良かったじゃない、
事故にあってけがしたとかじゃないし、
イケメン兄ちゃんにも助けてもらったじゃない、
とスピリチュアルに解釈しようと必死にポジティブに考えようとした。
でも電気を消して、
ひとりで疲れ切ってベッドに寝そべって目を閉じたとき、
あらためてナンバープレートを盗んだだれかに怒りがこみあげてきた
私のナンバープレートを盗んだ方へ
死ね!
皆さまもナンバープレートがちゃんと車についてるか、
今一度ご確認されたほうが良いかもしれません。
以上です。
シドニーの現場から現地記者のえみがお送りしました。