いつもブログを読んでくださり、

ありがとうございますキラキラ

 

シドニー在住20年以上、

現地企業でフルタイム勤務のかたわら

エコプリントと草木染を楽しみつつ、

ドーベルマンの子犬と鶏ちゃん達と一緒に、

地球と動物に優しい生活を心掛けているマイユーカのえみです。

 

エコプリントをやってみませんか?

 

エコプリントは葉っぱや花の色や形を、

布地などにプリントできる魔法のように美しい染色方法ですクローバー

 

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エコプリントとは?

 

エコプリントはこんなあなたにお勧めです。

 

☆化学染料を使わない環境に優しい染色方法を知りたい

☆子供や友達と一緒に楽しみたい

☆身近な植物を使って世界にひとつだけのオリジナル作品が作りたい

☆お気に入りの植物をプリントしたい

 

ご提供中の講座はこちら

 

 

シドニーからこんにちは〜!

 

日本は毎日暑くなってきているそうですが、ここシドニーは朝晩は真冬並みの寒さ!

 

今朝なんか7度!でした。

 

明け方にぐっと寒くなってくるのでしょう、寒くて目が覚めるので、毛布をかぶる、という感じです。

 

道すがら見える木々も紅葉しているものがたくさん

落ち葉もたくさんあって、普段落ちてる葉っぱだけを使ってエコプリントをしている私にとっては、

 

秋はエコプリントの秋なのです!

 

今日はまず植物素材の持っている色を発見するために、

 

媒染剤を使わずにエコプリントするやり方をブログの後半でご紹介します。

 

まず媒染剤を使わずにやってみるに至った経緯から。

 

もともとは媒染剤が先か、豆乳が先か、どっちが綺麗にエコプリントできるのか?が知りたくてやっているうちに発見したやり方です。

 

私はもともと草木染に魅せられて染めをはじめたので、

 

こっちでいろんな植物素材を煮だして草木染をしていたときは、

 

綿生地を使っていたため、日本の草木染のやり方で豆乳に浸して乾かす、という作業をしていました。

豆乳に浸して乾かすことを何回も繰り返すとより濃く染まる、と日本の草木染のやり方で読んだので、

 

豆乳に浸して乾かす→染める→媒染というやり方をメインにしていたのが、

 

エコプリントをはじめてからは、

 

植物の持つ色を蒸している間に布に移す、という行程になるため、

 

媒染→乾かす→豆乳に浸す→染めるという方法でやってきました。

 

そこで豆乳に浸して乾かしてから媒染したほうが、媒染液がそのままたっぷり染み込んだまま蒸せるからいいんじゃないか?

 

と思い、

 

豆乳に浸して乾かしてから媒染して蒸すほうが綺麗にエコプリントできるのか?

 

それとも媒染して乾かしてから豆乳に浸して蒸す方が綺麗にエコプリントできるのか?

 

2通りでやってみました。

 

結果から言うと、”あまり変わらない”という結論だったのですが、

 

やってみて、行程よりも大事なのは、

 

素材の良さや巻き方、綺麗に仕上げるための配置の仕方だと個人的に思ったんです。

例えば今回は小さく切った綿生地をそれぞれ違うやり方で準備してエコプリントしたのですが、

 

ユーカリやピンオークやリキッドアンバーなど、両面プリントする葉っぱはいいとして、

 

片面しか綺麗にプリントしないチャイニーズピスタチオの葉っぱなどをたくさん配置した布は、

 

片側はプリントしてるけど反対側は何もなし、という寂しげなプリントになってしまいました。

あと、落ち葉のリキッドアンバーはカエデのような綺麗な形の葉っぱでタンニンがたくさん含まれているため、

 

鉄媒染すると、とても濃い色にプリントされるのですが、

 

カバーをうまくつけていないと布を何回も通りこしてプリントされて汚い印象になったり、

反対に乾いた落ち葉のまま使うと色がうまく出なかったりと、

 

布そのものの媒染方法よりも、

 

やはり使う植物素材の特徴を知る、ということが一番大切だと気が付きました。

植物素材の本来の色を知れば、媒染剤を使うとどういう色合いになるのかが分かります。

 

前置きが長くなりましたが、ここで初めて使う植物があるときや、

 

エコプリントをするのが初めてで媒染や下準備方法がよくわからない、という方でも、

 

植物素材の持つ色を見つける方法をご紹介します。

 

方法は簡単。

 

綿生地をまず豆乳に浸してよくもみこんでから絞って乾かす。

 

乾いたら、エコプリントをするときにお酢に浸してギュッと絞ってから葉っぱを並べる

 

そしてエコプリントする、という方法です。

 

そうそれだけ!

この方法でやると、

 

”豆乳に浸す”は媒染じゃない!とか、

 

媒染剤を使わないと色が定着しないからすぐ色落ちしてしまうんじゃない?

 

という方々がたくさんいらっしゃいますが、

 

結構しっかり染まります。

 

酢に浸すことでPHバランスを布が色素を吸収しやすい環境に整えて、

 

植物性たんぱく質である豆乳が、蒸しているうちに植物色素をしっかりくっつける。

 

何より媒染剤に影響されない、植物そのものの色がプリントできます。

 

下はユーカリ、チャイニーズピスタチオ、リキッドアンバー、グレビラの葉っぱを豆乳のみでプリントしたもの。

同じ葉っぱを鉄媒染した布でエコプリントすると、そのまま暗い色調になっているのが分かるでしょうか?

反対にミョウバンだけで媒染した布でエコプリントすると、

 

そのまま明るい色調に!

ただ、ミョウバンだけだとただ明るいだけで、背景が白だから分かりにくいですね。

 

せっかく植物がくれた色を際立たせるためには背景色をつけるのも大事だと私は思うので、

 

今作ってる講座は色をしっかり際立たせる、ための背景色の染め方です。

 

そしてエコプリントをするときはミョウバンと鉄を両方とも使ってプリントすることで、

 

明るい色でありつつ輪郭をくっきりプリントしたり、

 

それぞれの使う量によって印象をいろいろ変えることができるんです。

でもこれだけいろいろプリントしてみていちばんいいなと個人的に思ったのは、

 

豆乳と酢だけでエコプリントしたものだったんですよね。

 

なんて優しい、癒される色なんだろう。って感じました。

 

でも洗うと色が落ちてしまう!

 

というのが心配だったら、

 

みつろうをコーティングしてみつろうラップとして使えばいいんじゃない?

 

と思ったので、

 

今度はエコプリントした布をみつろうラップにする、というのをやってみます。

 

それではまた!