元日の夕方に大地震。
被災された皆様におかれましては、どうか気丈に、としか言えないもどかしさとともに…
東北の震災のときより、陰謀論者の数が増えている感じがして恐ろしさを感じています。
「支配層」が「人工」で地震を起こしたと思い込んでいる人。
地震が起きたのが「岸田総理」のせいだと言う人。
迅速な支援が届かないのは「自民党」のせいだと言う人。
「原発」関係の思惑がある、と思い込んでいる人。
とりあえず、怖いんすけど。
だいたい、この手のことを書いている人は、covid-19関係でも「ワクチンは毒」だとか言ってる層と同じだと思うんですが。
宗教に近い、何かしらのよりどころがその辺に落ち着いてしまっているのかな…
災害で、理不尽なあれこれに振り回されている皆さんは本当にお気の毒。
どうか被災当事者の皆さんが、この手の「陰謀論」にまで振り回されないでほしいと思います。
不安定な状況(被災して、電気とか水道が止まったり、道が寸断されてしまっていたり、家族やペットの行方が分からなかったり)で、大きいストレスがかかると、どうしても正常な判断ができなくなるし、信じたいものを信じてしまう精神状態にはなるかと思うんですが。
どうかこう、現実的なところで、
被災状況を写真に撮るとか
少しでも体力が消耗しないようにするとか
ひとの善意に目を向けるとか
そういう方向の気持ちでいられますように。
「誰かのせい」で被災した、みたいな悪意をもって、周辺の人に向かってしまうと、よりしんどいことしか起きませんから…
自然災害。
どうにもならんところに、おかしい方向でどうにかしようと誘導していることこそ「人災」で、私はその人災の方がよほど恐ろしいです。
わたしはわたしにできる範囲の、長期的な何かを考えようと思います。