小さい子にかかわることがある。
すると、もう心からがっかりするぐらいの頻度で、ほかの子にダメ出しをする子どもに遭遇する。
しずかにして!
やめて!
すわって!
そしてきわめつけが、
はやくして!
なんだこれ。
もしかして普段、ほかの子に「注意してあげる」と褒められる嫌なシステムでもあるのか?と思うけど、どうなんだろう。(現状はどうなのかまでは知らない。)
で、いつものことなのだけれど、「大変申し訳ないのだが、その、ほかの人に対するダメ出しの声の方がうるさいからね、まず全員が落ち着いておくれ。いよいよダメだなぁと思ったらわたし、頑張るから、あなた頑張らなくて大丈夫。わたしこう見えても大人なので(ドヤァ」
と、ダメ出しする子に対して謎のダメ出しをしながら、ふと、せつなくなる。
きみ(ら)、家でずっとその調子で叱られてんのか?
うるさくしたらダメ、みたいなの、今はホント多いですからね。
世間の余裕がない。
頑張らせすぎの家と、頑張らせなさすぎの家の二極化してる感じもしつつ。
そうなると、両者の家の子でもめないはずはないですな。
子育てなんてどっちでも正解…のようで案外、どっちもあまり良くないな、と思う子育ての難しさ。「丁度いいところ」が難しい。
(ちなみに、躾というか世間の目を気にしたあれこれとか、ちゃんとさせすぎると、中学生ぐらいで子か親のどちらかが急に破綻するように見えます。不登校炸裂のパターンも、激しい反抗期のパターンも、さらには親が更年期と重なって心を病むパターンも。)