その沼は、私の住む町から17kmほど離れた場所にあります。
沼は貯水池として利用されており比較的大きく周囲は遊歩道として利用されています。
一周すると約4kmあり周囲は林のような山になっています。
今から15年くらい前の事ですが、勤めていた会社で、散歩の会が開催されました。
その開催地がその沼だったのです。
私は参加しませんでしたが、参加した人に聞くと、その沼には野良猫が多数いたという事でした。
私も猫の事が気になり沼を訪れてみました。
たしかに、野良猫がたくさんいます。
沼の周囲には鹿やキツネ、タヌキなどの野生動物も多数生息していて時々その姿を見ることも有りました。
ある日、遊歩道への入り口から1kmくらいの所を歩いていると白い猫が近づいてきました。
これが私とシロとの初めての出会いでした。

沼の夕暮れ シロの住まいは向かい側、林の中です
シロは、人懐こい性格で私を恐れて逃げたりしませんでした。

始めてのシロとの出会い

まだ若い頃のシロです

ついてきてね。と言っているような気がしました
そのころ、シロは山で産んだ子猫2匹と父さん猫と家族で暮らしていました。
子猫は両方とも白で母さん猫に良く似ていました。

シロの子。オスとメスがいたのですがどちらかな?
その当時シロの世話をする老夫婦がいました。
山に来ると笛を吹いて猫を呼んでいると聞きました。
シロはその時点で2~3歳くらいだったと思います。
そのころの私は、シロのことをあまり気にすることもなく、その後沼から遠ざかるようになりました。
シロとの出会いから3年ほど経ちました。
私は沼から少し遠ざかっていたのですが、シロの面倒を見ていた老夫婦が沼に来ることが少なくなったという事を風の便りに聞きました。
私は、シロの事が気になり沼に行ってみることにしました。
沼を一周したのですがシロ親子の姿は見えず、どこかに移動してしまったのかと心配になりました。
翌日、また沼に行きました。
すると、崖の上の方に何か白いものが見えました。
シロでした。
以前と同じ場所に居たのです。

写真は、5年ほど前のシロです
シロを呼びましたが、警戒しているのか下に降りてきません。
しかし、無事生活している姿を確認できたので私は安心しました(続く)