綺麗な話。抒情的な言い回しや洗練された文体もそれを助けていた。
内容について。
恋愛が全てうまくいってるわけじゃない(何ならあれは恋愛だったのか…とか考えてるし)けどそれはそれでよかったり。
結婚してハッピーで良い話だなっていうのは一つのパターンでしかなくて、2人(薪野と洋子)は結婚してないけどいい関係で、こういうパターンもいいなと思ってしまう。
プラトニックだからこそ美しいのかななんて考える。
(以下少しネタバレを含みます)
5年半ぶりに再会って、短くない?(数十年ぶりに再会の方がドラマチックでは)と思ったが、お互いに折に触れて思い出してを繰り返していることを考えると、
5年半って(その期間以上に)長く感じるのかもなあと想像した。
最後、再開した2人がかわした会話は想像に任されるというのもまたいい。
繰り返しになるが、終始、綺麗なお話だった。
(以下は余談)
個人的に一番好きなシーンについて。
薪野がギターを弾いて、洋子が映画か何かの一節を読んで、ジャミーラと3人で楽しむ場面。
みんなその時間を楽しんでいて、とてもいい雰囲気だった。
ギターってこういう風にラフに楽しめるからいい楽器だと思った。