『人工知能と経済学の未来 2030年雇用大崩壊』
(井上智洋、文藝春秋、2017.8.25)
「AIが今後の経済にどのような影響を与えるのか?」という問いがある。
「自分たちの仕事がなくなるのではないか」という声を聞く。この考えはいわば「AIは我々の仕事を奪う存在」と捉えているわけだが、AIの発達はこうしたネガティブな側面だけではないことを示唆している。
この本で筆者はマクロ経済学的な視点で労働市場の変化について述べている。また、AIの普及による失業に対しては「ベーシックインカム」(国民全員に給付される手当)が有効であると筆者は考えている。
今後AIがさらに発達していくことは間違いない。であれば、それに際してまず「AIとは何なのか?」ということを知ったうえで、自分たち人間にできることを模索していく姿勢が必要であると考える。
AIについて知ることは、人間とは何かを再考する上でも重要になってくるのではないか。