大会、その日までの長い道のり | 祐天寺りえのフレンチアルプス日常生活

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「フランスだったら産めると思った」(原書房)「食いしん坊の旅」(パラダイム出版)「フランスの田舎暮らしとおいしい子育て」(小学館)・・・以来、単行本を出せていない祐天寺りえの、フランスの山の中での、ごく普通~の日々ブログ。

いよいよ、開幕~、オリンピックカチンコ


このPierre Vaultier(ピエール・ヴォルチエ)というフランス代表スノーボード・クロスの選手も、膝の前十字靭帯を断裂。

けれどオリンピックを優先。オリンピック後に手術・・・と決断。

カリンのいるリハビリ病院で、つい先日まで、靭帯なき膝を筋力でカバーするリハビリに専念していたのだそう。

それはそれは素敵な人柄で、しかも大の日本ファン音譜

これまで何度かワールドカップなどで行き、日本が好きで好きで仕方ないのだそうキスマーク

それにしても、毎日打っていた注射の数も叫び

でも昨日、無事、ソチでカムバック宣言!

一児のパパでもあるピエール。

健闘を心から祈る!



同じく靭帯の手術を先延ばしにし、オリンピックに臨む決意をした伊藤選手。

現地練習で転倒。


スロープ・スタイルのメダル候補だったノルウエーのHorgmo選手も

現地練習で鎖骨を骨折。


知れば知るほど、競技スポーツの大変さが見えてくる。


オリンピックといえば、メダル。

メダリストは凄い!・・・そこまでだったのを、それよりかなり手前、まずオリンピックの本戦まで、無事、怪我なしに行きつけた、駒を進められた・・・それが、どれだけ大変なことであるか・・・その長い道のりまでもが見えてくる。


メダル確実と言われていたアルペンのテッサ(仏)も







日本のアルペンの星。湯浅直樹選手も




どれだけ、ほんとうにどれだけ無念なことか・・・。

オリンピック種目ではないテレマークで、でも今季のワールドカップを逃したカリンですら、その無念さは相当のものだったのだから、4年に一度のオリンピックを逃した選手達の気持ちたるや・・・・・・・・・・・・


けれど、怪我を恐れていては自分の競技ができない。

だから常にマックスまで挑む。

それも競技選手のサガであり・・・


例えば、今回、日本で注目されているジャンプの葛西選手や高梨選手。

両名にしても、ジャンプの場合、跳び過ぎれば、その分、怪我のリスクが増える。

でも、直前までWC(ワールドカップ)があり、各大会には自己ベストを尽し・・・


なので葛西選手も、オリンピック前・最後のワールドカップを終えた時、

怪我をせずに無事、WCを終えられたことに、まずは安堵の言葉を残していた。


そう。

この4年のために頑張り、挑んできた選手達。

でも、直前に怪我をして出場不可となる選手の、なんと多いことか・・・。


それを知ると、実に敬意度が変わってくる。

メダル云々、言えなくなってくる。

ただ出場できる。それだけでも素晴らしく、観ている私達とは全く違った暮らしぶりをし、日々、鍛練し、努力し、葛藤し・・・そうしてきた選手達を心から仰ぎ見られる。


ちなみに今日の開会式。

翌日の大会に備えて、出られない選手も多々いるのだそう。

あんなに華やかで大勢の入場行進だけれど、実は出られない選手も多いんですね~。

そんななか、葛西選手も翌日の予選に備えるように・・・と言われたところを、

「が、しかし・・・

やはり主将としてどうしても開会式に出たいとお願いしたところ(゚ー゚;
会場の行進だけならと言う事でOKをもらいました!!ヽ(゜▽、゜)ノ
今までの6大会で開会式は1994年のリレハンメルだけ。(T_T)
閉会式に関しては一度も出てないんだよね~(x_x;)
やっと念願かなったーーー!!!\(^_^)/

・・・と。

photo:02

コレって凄いことですよね。

つまり葛西選手は試合のみに目を向けていない。

既にメダル獲得という目標ばかりに縛られていない。

オリンピックという行事に、しっかり参加しようとしているわけで・・・。

photo:02

自分の試合優先。

開会式参加はグッと我慢。

それで普通。当然だと想う。必要な調整だと想う。

つまり、参加できない選手達を非難する気持ちは全くなく、

ただ葛西選手のその姿勢。

コレぞ、やっぱり相当の高い領域に達した人のみができる姿勢・・・なのだろうな、と。

メダルをこれほど期待されながら、でも、まずは開会式に参加したい!

そう希望する葛西選手。

ますます、その精神、真似したくてもなかなか真似できないパワーに、皆で惚れましょうラブラブ

惚れて、彼の跳びに見惚れましょう恋の矢