石川謙太郎選手&哲学&クロカン・・・のススメ♪ | 祐天寺りえのフレンチアルプス日常生活

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「フランスだったら産めると思った」(原書房)「食いしん坊の旅」(パラダイム出版)「フランスの田舎暮らしとおいしい子育て」(小学館)・・・以来、単行本を出せていない祐天寺りえの、フランスの山の中での、ごく普通~の日々ブログ。

オリンピックまで、あと3日になりましたフラッグ


今回の・・・ではなく、将来のオリンピック選手として、私が大注目しているのが

このクロスカントリー・スキーの石川謙太郎選手(19歳。旭川大学高校卒。専修大学在籍)。

彼の書く文章で、クロスカントリー・スキーがいかに「哲学する人間を育てられるスポーツ」か・・・を知ることもできます。


哲学・・・大事ですよね。

日本で私が学んだ「誰それが、何年になんという書物を書いた」という暗記哲学ではなく、

フランスでは高校から必修となる「自分で考える」「正解のない学問」=フィロゾフィ。例えば

「政治に関心を持たずに道徳的にふるまうことはできるか?」

「労働は自意識を持つことを容認するのか? 」

「言語は道具にしかすぎないのか?」 

・・・などなど。

これらを勉強してるから、フランスはちょっと「大人の社会」なのかもな・・・と、いつもその部分は敗北感を感じたりしている。

特に日本のメディアや政治、それから子供達のイジメ問題を見ていると・・・ドクロ


というわけで、今回は世界ジュニア選手権から帰国した石川選手の文章を勝手にアップ。

快活で心広き青年だから、笑って許してくれることでしょう(許してね、石川選手。許せよ~パンチ!べーっだ!



日本に帰国しました。
最終日の10kmクラシカル、12位でした。狙っていた種目なだ

けにかなり肩を落としています。自分の前スタートの選手が4位に
入賞していたのですが、全くその選手を捉えることもできずに試合
終了してしまいました。
気づいたことは技術も大事だが技術うんぬんよりも基本的な体力や

メンタル。日本はこの試合で負けたからどうなるとか生活できなく
なるとかはないのでどこかで甘さを持ってしまう。道具に関しても
もらえることが当たり前。古い道具を使って上位に食い込んでくる
選手もいる現実を見てやはり道具が良ければ速くなるというのは二
の次であると感じる。日本は結果に対しても道具に対しても物の捉
え方が甘いと感じる。全てが裕福。
それに対して海外の選手はやるかやられるか。生活もかかってるし

強くなれば道具を提供してもらえる。そんな結果主義な世界にいる
人間のハングリー精神は本当に比べ物にならないほど強いものだと
強く感じました。
僕の中にもどこかでそのような甘さがあり、競った時に勝てなかっ

たり勝負所で仕掛けられるか、体力を考えずにどんどん走っていけ
るか、疲れてからの精神状態が甘いと本当に感じた。
そこが今回入賞留まり、ましてや入賞できなかった理由なのではな

いかと自分なりに解釈しています。

早くワールドカップの出場権を取って世界のスピードを感じ、勉強

したい。まだまだそんなレベルに達さないので今回の反省を元にそ
こに少しでも近づいていけたらなと思います。

応援して頂いた皆さん、ありがとうごさいました。残りの国内試合

も頑張っていきます。



クラシカルは12位だったけれど、

スプリントの勝ち抜き戦では、ファイナルまで残り、世界6位!



凄いことですクラッカー

でも、なにより凄いことは、やっぱり、この考える力、感じる力。

道具に関する世界の選手とのハングリー度の違いなどを感じ、今後の自分のメンタルでの課題を見出して帰国する。

「伸びしろ」は、やっぱり自ら作り出すものなのだな・・・と、つくづく。


ただ、その一方で、ヨーロッパ選手達の道具や資金作りへのハングリーさ。

それも一概にいいことばかりではなく・・・。


例えば我が長女・カリンも、去年まではそれを得たために、そしてより得るために、力み、またプレッシャーにも襲われ、なにより、自分が『好きだからやっている』そのことを忘れ、競技を楽しめなくなる・・・という壁にぶつかっていた。


今季、その壁を乗り越えられ、久しぶりに

「楽しい~!!」

「そうだ、私は好きだからやってたんだ!」

ということを身体も頭も思い出し音譜

超えてから、ようやく自分がハマっていた落とし穴に気づいたのだそう。ぶつかっていた壁の存在に気づいたのだそう。


つまり、ハングリーも難しい、ノホホンも難しい。

どんな環境でも、結局、競技には色々な難しさが必ずある・・・ということなのかもしれませんね。


なんにしろ、私などから見たら、そういう、とても健全な壁にぶつかる、ぶつかることのできる若者達は、とても眩しく・・・。

子供をどんな人間にさせたいか・・・によるけれど。

私の場合は

「狡くなく、さもしくなく、一攫千金などを狙うことなく、なんでもいいから一生懸命自分のすべきことをし、そして小さなことにも幸せを感じながら毎日を生きられる人になってほしい」

それが願いの大きな柱・・・だったので、

競技スポーツは、それを見事に育んでくれたなぁ~と、今、とても感謝している。


特にクロカンは、私も少し始めて解ったのだけれど、滑りながら様々なことを考える。自己に向き合える。

それでいて、無駄で複雑、不要な考えは汗で流れてしまうのでシンプルにもなれる。

つくづく、精神的に健康にしてくれるスポーツかも・・・と。


なので、もし私と同じような指針で子育てされたい方がいたら、おススメします。

クロカンを。

本当は都会の子達にこそ、やってほしいなぁ。

雑多なものや喧騒のなか、見失っていた、あるいは誰も教えてくれなかった大事なものを見いだせ、馬鹿らしいものも見えてくる・・・気がする。


意外に道具代とか、かからないし。

なにより、いくら食べても太らない、ダイエット要らず、超・格好いい体型になってくれますよ~ラブラブ(ダイエット代に比べても、トータルすればクロカン代の道具や交通費の方が安いかもひらめき電球


男子は逆三グッド! 女子はスッピン美人チョキ

ネッ! オススメです。