Lyon(リヨン) その① Boulangerie(ブーランジェリー)パン屋編 | 祐天寺りえのフレンチアルプス日常生活

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「フランスだったら産めると思った」(原書房)「食いしん坊の旅」(パラダイム出版)「フランスの田舎暮らしとおいしい子育て」(小学館)・・・以来、単行本を出せていない祐天寺りえの、フランスの山の中での、ごく普通~の日々ブログ。

フランスといえば「パンとチーズ、お菓子とワインが美味しい国」。

そういうイメージが強いですよね(日本といえば「お米とお漬物、和菓子とお茶や日本酒が美味しい国♪」 と似ている? フランスと日本って結構、食の面ではコンセプトや傾向、趣向が似ているかも・・・)



確かにチーズと菓子、ワインはフランスはどこに行っても美味しいものが簡単に手に入る。

ところが。

そう・・・「ところが」なのです。

パンについては、これが案外難しい(まぁ、これも「日本中どこででも美味しいお米を食べられるわけではない」というのと同じかも。要は自信食だからこそ、コダワリが強かったり、煩いのかもしれませんね)。


例えば我が村メリベルでは通年でパンを売っている店は1軒のみ。

その店のパンがあまり美味しくない。

冬のスキーシーズンになると、他にも数軒パン屋が稼働するようになり、そのうちの1軒がとても美味しいので、ウチは冬だけはそのパン屋でパンを購入する。

でもその店が閉まっている冬以外の季節はほとんどパンを谷の中では買わない。


麓の街には5、6軒、通年で営業しているパン屋がある。

でもそれらもさほど美味しくなく・・・。

要はパン屋もどんどん職人気質が減少。

コスト削減のためなのだろうか。

システム化が進み、粉やイーストなどの材料を大手で一括購入。チェーン分配による材料購入で作られていることが多く、だから粉などにこだわる店が減ってきているのだろう。


パンの味は粉やイーストの質。そして窯ではないかな?と、素人の私は想っている。

良質の粉を使い、プスプスと大きな穴が開いているパンを、古くからの窯で焼く。

昔はどの町にもあった、そんな店を、今では滅多に見ないことは、とても残念。



そんなわけで日頃、美味しいパンに飢えている我が家は、ちょっと違う街に出かけると、すぐに、

「美味しいパン屋はないかな?」

と、まずはパン屋探しから始めてしまう。

そして見つけると大喜び。

「この街に行ったら、このパン屋」と頭のメモ帳にインプットし、次回からは行く度に、まとめ買い。

冷凍して、しばらく「美味しいパン・飢餓状態」から脱する日々を過ごしたりする。


だから今回、諸用で出かけたリヨンでも、まずはこのBoulangerie Pozzoli(ブーランジェリー・ポッツォリー)に直行。

セーグルたっぷりのパンや、昔ながらの粉を使ったパンなど「ドッシリ重たい系」のパンをまとめ買いしてきた。


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うぅ~。毎度のことながら、どれも美味しそうで迷う迷う。
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結局、自分では決められず

「ドッシリ。食べ応えがあるものから順に、ベスト5、5種を選んで」

とマダム・ポッツォリーに一任。

この店は彼女の愛想の良さも人気の秘訣。

パン屋のおカミさんには「常に不機嫌そう」な人や「無愛想」な人も多く、こういう感じの良いパン屋を見つけるのも、美味しいパンを焼くパン屋を見つけるのと同じくらい難しい。


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だから、この店は一日中、盛況。
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オリーブ入りやハーブ入り、オレンジのコンフィ入りなど、種類も豊富。

イチジク&ハチミツ入りセーグルは、フォアグラにピッタリ!とフランス人達に人気。

フォアグラは苦手な我が家もパンの方は大好物。
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パンを焼いた後の残り火で作る焼き菓子類。

パティスリー(菓子店)の菓子とは、また違う味わい。素朴で優しい味の菓子が多い。

コレはリヨン名物でもあるチュイル(瓦型ビスケット)。リヨンのチュイルは大きいのが特徴。


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これも窯使用のパン屋ではよく焼かれるパン・デピス(ハチミツと多種多様のスパイスを使った、まだ砂糖がなかった時代からの伝統菓子)。

残り火(低温)でじ~っくり焼かれるので、市販のパン・デピスとは違い、シットリ。

ホットワインとも合う、これからの季節に美味しい大人向け菓子。

フランスではスポーツ選手の愛好菓子でもある。

トレイルやクロスカントリー・スキーの際にも

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Boulangerie Pozzoli

18 rue ferrandiere 6902 Lyon


次回はリヨンのビストロ編。

その後は菓子屋編と続きます。

食べ物ばっかりですね。観光編がなくてスミマセン。リヨン観光は以前にやり過ぎてしまっていて・・・最近は行くと食料調達ばかり。山にはない美味しいものが多いもので、つい・・・。