デザート考 | 祐天寺りえのフレンチアルプス日常生活

祐天寺りえのフレンチアルプス日常生活

「フランスだったら産めると思った」(原書房)「食いしん坊の旅」(パラダイム出版)「フランスの田舎暮らしとおいしい子育て」(小学館)・・・以来、単行本を出せていない祐天寺りえの、フランスの山の中での、ごく普通~の日々ブログ。

洋食と和食の違いは、料理に砂糖を使うか否か・・・ココが大きいポイントのような気がする。


だから料理に砂糖を使っていない洋食は、最後にデザートで糖分を摂取。

そうしないと、なんとなく口寂しいというか、身体が糖分を欲するというか・・・。

逆に料理で充分に糖分を摂れてしまっている和食を食べると、その後、デザートは

「もう結構」

になる。

つまり実は理にかなっているのですね。トータル糖分摂取量的には。

習慣の違いもあるのかな・・・と思っていたけれど、我が子供達を見ているとそうでもなく、洋食の後では欠かさずデザートを食べるのに、和食の後には「デザートはいいや」とよく言う。

身体って結構、栄養分析を自然としているものなのかもなぁ~と、感心させられたりもして。



フランスに来て、はじめの頃は、昼も夜も、食後に毎回なにかしらデザートを食べる・・・この習慣に、かなり驚かされた。


ランチでセルフサービスのレストランに並ぶサラリーマン達も、皆、自分のトレイの上に必ずケーキやムース・オ・ショコラをのせている。

家での食事でも、菓子がなければ、せめてヨーグルトにコンフィチュール(ジャム)を入れて食べる・・・いかつい酒呑みのムッシュー達でさえ、皆そうやって毎食欠かさずデザートを食べている。


面白いのがマクドナルド。


列に並んで周りの注文を聴いていると、ここでも皆「ビックマックセット。それとサンデー」などと注文している。

つまり、これは客単価は日本より高くなるな・・・。

「テキパキ」ができないフランス人達。

スピード勝負のマクドでさえ、カウンターは売る方も注文する方もモタモタもたもた・・・遅々として進まず。

でも「あっ、この人も10ユーロ越えた」「その横の人も12ユーロ」「そうか、つまり日本マクドナルドも日本人がもっと食後のデザートまで食べる食習慣を持つようになると、客単価があがるのかも」・・・などと他人の注文を見ながら考えていると、結構愉しい暇つぶしができる。



さて家庭でのデザートについて言えば・・・。

ほぼ毎日、夕食後に食べるとなると、さすがに経済的に市販品を買ってばかりはいられないので、どの家庭でも皆、自家製デザートを日常茶飯事作っている。

いわば日本における「お味噌汁」みたいなものだ。

だから

「さぁ、今日はお菓子を焼くぞ~!!」

なんて意気込みも気負いもなく、パッパと手早く、フランスの家庭菓子は作られている。

我が家も同様。

主に果物のタルトやカトルカール、ガトー・ショコラなどの焼き菓子。もしくはムース・オ・ショコラやティラミスなどの冷製菓子など。

どれも10分もあれば作ることができるものばかりをずっと私が作ってきていた。


それが今年になって長女が急に「デザートは私が作る!」と言い始め、今ではほぼ毎日、彼女が作っている。

あれこれインターネットでレシピを探してきては作るので、私の作る「お味噌汁」感覚の定番デザートとは違って、新感覚に満ちている。若さにも溢れている。


そういえば、私も16歳頃から菓子作りや料理に目覚めたものだったなぁ~。やっぱり”お年頃”というものなのか・・・と思ったのだけれど、この点でも日本とフランスはかなり違うらしい。


フランスのティーン・エージャーの女の子達は料理などほとんど興味を示さない。

ケーキやクッキーを焼いて好きな男の子に渡す。

そんな健気なことをするマドモワゼル達はほとんどいないのだそう。

じゃぁ、なにをやっているんだ?と言えば・・・なにをやっているんでしょうね~。いろいろ、それなりに忙しいらしいので・・・・・・・そのうち、おいおい書いてみます。


なんにせよ、我が長女は現在デザート作りにハマっていて、それらはなかなか美味揃い。

しかも初心者である彼女でさえ失敗なしに作れる簡単さ・・・でもあるので、これから「これは美味しい!これなら日本でも気軽に作れるかも」というものが登場したら、徐々にアップしていこうと企ててみました。


まずは昨晩の「Gateau moelleux au chocolat et amandes sans farine et sans beurre」を次ブログでどうぞ。

小麦粉もバターも使わない。でもダイエットケーキとは思えないシットリどっしりのチョコレートケーキです。